グラデーションの美しさ
年内の業務を終えて、我が家のクリスマスリースをお正月飾りに変えました。
まだ大勢で集うというのは難しいながらも、今年は少しずつ人と接する機会が増え、食事を楽しめる様になりました。
緊急事態宣言があけて、すぐに応援したいお店へ行ったり。そんな風に、普段だったら「当たり前」にいつでも行ける場所が、消えてしまう悲しさや、制限される苦しさを誰もが味わいましたね。
どんな時でも、食べる喜びを味わい、お腹の底から笑えばエネルギーが満ちてきます。そんな人間らしい生きる喜びを味わった一年でした。
そして、なんと言っても、レッスンができる喜びをかみしめた一年です。生徒さんたちの成長が、こんなに私を幸せにするものかと驚くほどに。
応用力も抜群!
大人になってからの感性の目覚めは、人生も変えるほどの威力を持つのですね。生徒さん達のこの1年の変化を眩しく見ていました。
世の中には、人との交流を断つアクリル板がそこら中に配置されています。物理的には難しいけれど、心は開放的に人との繋がりを求めていたい。
ギブアンドテイクは、与える側と受け取る側のコントラストがはっきりしていて、なんだか私には心地悪いのです。シェア(分かち合う)というグラデーションが美しいと感じる人間だからです。
花を教える”先生”とは、ちょっと先にその道を生きて来たから教えられることがあるだけで、本当は生徒さん達から教わっていることの方が多い。
そんなわけで、私にとってレッスンとは分かち合いです。喜びもシェアし合う仲間が集う場所。
沢山の感情を味わえた1年でした。幸せとはひとりでは味わえないものなのですね。
また、この場所でのご縁にも心救われることが沢山あり、感謝でいっぱいです。
どうぞみなさまにとって、心穏やかな年の瀬でありますように。
そして、良い年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!