アール・ド・ヴィーヴル2.0ー進化する生活芸術
Art De Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)とは、フランス人の気質を実に的確に表現した言葉だと思います。これを無理やり日本語にしてみると、「生活芸術」とか、「芸術的な生き方」とか、「生き方の技法」…どれも今ひとつピンと来ない気もします。
好きなものに囲まれた素敵な暮らしぶりをArt De Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)と言った時代もありました。今や、物がないすっきりとした暮らしを望む人が増え、断捨離やミニマリストという言葉が叫ばれる様になり、生活芸術も時代と共に進化し続けています。
私のArt De Vivreは、花から始まりました。ここで、あらためて自己紹介をさせてください。
Biography
2年のフランス留学を終え帰国後、アトリエ兼フラワースクールTAMAKI設立。
プランタン銀座「クラブ・ド・マリアージュ」のブライダルフラワーデザイナーに就任。
ウェスティンホテル東京において、ブライダルフラワーデザイナー契約を結ぶなど、
ホテルやレストランウェディングのブライダル装花を担当する。
国内ではいち早くプリザーブドフラワーを取り入れ、
「TAMAKIプリザーブドフラワー展」を恵比寿三越で開催。
後に爆発的な人気を誇るプリザーブドフラワーの普及に貢献した事により、
生産国であるコロンビア大使より感謝状を受ける。
日本橋三越におけるフランス展で、TAMAKIブランド商品を展開。
数々のトーク&デモンストレーションを行う。
高島屋、松坂屋、大丸など全国の百貨店でイベントを続ける。
テレビ東京「レディース4」に出演。
フジTV「ジャスト」出演。
NHKまる得マガジン「暮らしを彩るフラワーアレンジメント」にレギュラー出演。
テキストも同時に出版。
花の専門誌(花時間・ベストフラワーアレンジメント・その他)にて作品を発表。
『フローリスト』においては一年間の連載を担当。
『Marie Claire(マリ・クレール)』、『ELLE a table(エル・ア・ターブル)』
などの女性誌掲載。
子ども向けファッション誌「キッズスタイル」にて、“TAMAKI Kid’s”を連載。
子どもと花のコラボイベントなど、花育活動を始める。
J:COMチャンネル「粋人」に出演。
現在は東京でアトリエ兼教室を運営している。
原点から未来へ
野原を駆けまわり、生傷の絶えなかったやんちゃなこども時代。
名も知らぬ季節の花を摘むうちに、それを束ねて誰かにプレゼントすることが喜びとなって行きました。
花と共に大地に育まれた私は、自由と解放感を愛する大雑把な性質になっていて、臆せず新天地を求めて飛び出します。
言葉もわからず、単身でパリへ渡った26歳は、乾いたスポンジのごとく、パリのエスプリをグングン吸収して行きました。
その結果として、留学1年目で国家検定合格。その2ヶ月後にはインターナショナルコンクールのフラワーアレンジメント部門で1位受賞。
帰国後は、ひとつのジャンルに拘らず、ブライダル装花・百貨店でのイベント開催・教室運営・テレビ出演・テキスト出版・花育・・・など活動を広げて行くのですが、全てがうまく行くはずもありません。
ある時期、売り上げ目標や、他者の評価に囚われてしまい、スランプに陥りました。あがいても抜け出せない底無し沼の様な日々でした。
自分を見失い、クリエイティブさを無くした私は、再びパリの地を踏んで原点に戻ることができました。(それを2〜3度繰り返すのですが…)
パリのエスプリを感じながら、自分らしく花を飾ること。そんな日々の小さな安らぎの中に、未来への希望を感じるのです。
そして、理想のライフスタイルは幾つになっても、いつからでも始められる。
まずは自分の好きな花を飾ること、人にプレゼントする時に心が動くことを実感して欲しい。これからの時代は、頭で計算するのではなく心が本当に望むことを実現させるべきなのだと強く言いたい。
その思いを花に託して、そしてnoteでも表現して行きたいと思っています。
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