美しき手と幸運のお飾り
お正月のお飾りレッスンが進む師走に、手仕事の美しさを生徒さんから教わっています。
出来上がった作品を見る以上に、みんなの手つきを見ているだけで、それはそれは感動的なのです。
今年は特に、オリジナリティーを打ち出したお飾りで、花材を各自が選んで
作っています。
「お飾り」って言い方が、とても表面的なのですが、魂が宿ったひとつのアートです。
上の画像の生徒さん。テーマは、「かわいらしいが、寅年っぽいテイストも入って華やかな感じ」。
そして、家族みんなピンクが好きなので、今年もピンクを入れてみましたと。更に、「明るい夢が見られるように」と、家族愛に満ちていて…ちょっとホロっとさせられます。うんうん、楽しい夢が見られそう!
まるでブーケを束ねるように、白上がりで作った生徒さん。白は冬の色です。全ての残骸を覆い尽くし、そして新しい希望へ向かう色。
それぞれに、その時に抱く思いに同じものはありません。クリスマスを過ぎたら、新しい年を迎える準備に入りますね。
大掃除が終わったら、お正月のお飾りや花をご自身の直感で選んでみてください。何も特別な決まり事はありませんから、ご自身のために。
ご存知の通りお正月ものは高額になりがちです。しかし、お正月の神様は、そんなことにこだわらないし、とにかく愉快なことがお好きな神様。だから、自分の手で、楽しく飾ることが幸運のお正月飾りなのです。