自分ひとりの喜びで終わらない幸せの境地
昨日は上級者用のブーケレッスン。難度の高いキャスケードにチャレンジした生徒さんは汗びっしょりでした。まさに、頭も体もフルに使った全身運動です。
何度も何度もため息を吐きながら、なぜ、諦めないで高いハードルを乗り越えようとし続けられるのか。それは、自分一人の喜びではない境地へ到達したのだろうと思います。
彼女はいつも、自分より人のことを思いやる人で、いつしか自然に、誰かのために花を作りたいと思うようになって行きました。
すると、不思議なことに、お金を払ってでも彼女の作った作品を欲しいという人が出てくるのです。「この調子だとレッスン代を回収しちゃうね」と、冗談で話していたのですが、好きで始めたことで周りも幸せになる道こそ、花のある豊な暮らしを実践していることとなります。
来月、結婚式を挙げるお知り合いの花嫁さんが、彼女の作ったブーケを本番で持つことになったそうです。自分の作ったブーケが、人生最良の日に花を添える。なんて素敵なサプライズ!
教室を続けてきて良かったと、しみじみ、その喜びを噛み締めています。
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