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天才バカボンとネコヤナギ
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柳の枝〜にネコがいる、だから〜ネコヤナギイ〜♪ と、今回の花材を紹介してみたら、誰も天才バカボンを知らなかった…(涙)。
そんな渾身の空振りから始まった、"こどもみらい塾フラワークラス"であります。
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まずは、新年のご挨拶に用意したお年玉。1億円のボックスティッシュ!
そうすると、一枚100万円ほどのティッシュペーパーですねえ(笑)。
結構こどもたちにウケていて、和やかな雰囲気に包まれました。
現金を渡すお年玉も考えものだなと思うこの頃です。現金渡してもウケないどころか、ありがたみが薄い気がするし、あげる側としては本来のお年玉の意味を忘れているところもあるかもしれません。
その語源は「御歳魂」なのですから。
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さて、今回のこどもみらい塾のフラワークラスはネコヤナギと一緒に、パンジーなどの春の花をアレンジしました。
上の画像の様に、2つに分けて作品を完成させるのが子供たちの間で流行っている様子。一つはうちに持って帰って、もう一つは他の目的に使うらしいのです。
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この様に小さな花束を作る為に、花材を分けて使うのです。そんな事、私は教えたつもりもないのですが、実は自然とそうする傾向が昔からありました。
「お仏壇用に」と言って、必ず花材を残しておいて、レッスンの終わりに小さな花束にして持ち帰る生徒さんがいらっしゃったことを思い出します。
これは、女の性ではないかと思うのです。(多様性の時代に逆行することを申しますが)
女性は実用性を重視するところがあり、そこでバランスをとっているのではないかと思うのです。
そうでなければ、外で働く男性を陰で支え、家族を守ることはできなかったでしょう。これこそは美しき行為だと思うのです。
しかし、私は実用性を顧みない世界で生きることを選んだ人間なので、「性格が男だ」らしいです。ああ、バカボンのパパに憧れます(笑)。
これからは、誰もが自由に感性を開いて行く時代です。だから、ちょっとくらいバカになってみた方が良いんじゃないかって思うところです。
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