共生を思うお正月
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
大晦日に北陸新幹線に乗り込み軽井沢へ。高崎を過ぎて、長いトンネル抜けたら雪景色でした。
こちらの寒さは、痛いという表現がぴったりです。手袋している指先がじんじんと痺れる感じ。
年末年始は家族や友達と軽井沢で過ごすのですが、私だけ30日まで仕事があるので新幹線で駆けつけます。私以外は皆さん優雅なんだなあ(笑)。
そして、大晦日の0時に近所のお寺へ除夜の鐘つきに行くのですが、残念ながら今回も中止となりました。
翌朝、お寺へお参りして、お札と絵馬を頂戴しました。本堂では御住職が般若心経をあげていて、障子を少し空けておいてくださるのです。
お寒い(痛いくらい)でしょうに、ありがたいこと。いつもなら、大晦日の夜は、檀家の方々のお炊き出しで、温かいおでんや甘酒を振る舞ってくださいます。お土産にはおみかん1つ。
当時小学生だった甥っ子が「お父さん、いくらお賽銭払ったの?このお寺、赤字じゃね?!」と、失礼な心配をしたくらい。
静かで穏やかなお正月を過ごしております。野鳥の森では、人の気配がなく、動物たちの息遣いを感じます。
自然は美しい姿を見せてくれるけれど、危険も孕んでいます。だからこそ、人間は知恵を使って共生の道を見出す使命があるように思います。
日が暮れたら、野生動物達の活動が始まります。急いでうちに帰って、お風呂に入る。そんな日常を退屈だと思うか、ありがたいと思うのか。
2022年は、「ありがたい」方に目を向けて、人と、自然との共生を目指したい。そして、病との共生もこれからの課題です。