関係性の変容
誰しも、一度は思ったことがあるのではないか。
〝あの頃に戻りたい〟
それは、過去に馳せる叶わない願い。
人が人生で出会う人の人数は平均して、約30,000人と言われている。
その中で、気の合う友人や親友と呼べる人と出会えるのは
素晴らしく奇跡だと思っている。
一緒に過ごした学生時代を僕は忘れない。
あの頃僕たちは、その一瞬一瞬が全てだった。
成人だけど、まだ学生。
僕たちの世界は、まだ狭かったのかもしれない。
狭かったからこそ、成り立っていた世界なのかもしれない。
社会人になり数年経つ。
住みなれた県を離れる人、地元に残る人、
土日休みの人、平日休みの人。
新しく出会う人たち、会社の先輩や後輩、上司。
時間は進み続ける。
学校を卒業し、毎日会っていた友人たちとも、
数えてみれば、合わなくなる日の方が増えていく。
そうして僕たちは何かを忘れ、諦めながら、
思いを馳せ、感傷に浸る。
人生は選択の連続だ。
どの道が正解なのか、挫折すると失敗なのか、
そんなこと誰にも分からない。
正解なんてないし、失敗なんてないと僕は思う。
焦らず歩こう。
他人と比べる必要なんてない。
僕が死ぬ時、
見るであろう走馬灯に、
幸せな思い出だけを詰め込みたいからね。