【一人旅】2023.05 小樽・ISOと北一ホール
春の北海道へ、一人旅にやってきました。
今日は少し足を伸ばして小樽へ!
ずっと行きたかったレストランがあるのと、お気に入りのカフェにもう一度行きたい。
お腹を空かすためにたくさん歩きます。
▶︎行きの電車は右の窓側席へ
この日も晴天に恵まれまして、夏かと思うくらい日差しが強い…
ホテルから駅まで歩いたら喉カラカラになったので、売店でご当地ミネラルウォーターを購入。
北海道大雪山の天然水。
パッケージもアイヌ紋様で素敵。
札幌駅からはJRに乗って小樽へ向かいます。
銭函を過ぎたあたりから海岸沿いを走るので、景色を見るなら進行方向の右側座席がおすすめ。
車窓からも分かるぐらい海の水が透明でソワソワする。海岸まで降りられるかな?
帰りにちょっと途中下車して寄ってみようかな。
夢中で景色を見ていると(これはきっと海に並々ならぬ憧れがある岐阜県民共通の習性)あっという間に街が見えてきて、小樽に到着。
▶︎ノスタルジックな街並み
小樽は子供の頃に家族旅行で来たことがあって、そのときはひたすら退屈だった記憶しかないです。
でも去年再訪して以来、街並みに惹かれて暇な時はもっぱら物件をチェックするほど大好きな街になりました。しかも結構安くて良い部屋あったりするのでザワつく。
市内には歴史的建造物がたくさんあるけど、それを惜しげもなくカフェやお土産屋さんなどに活用しているところとか
廃路線があってその上を歩けたりするのとか。
歴史的なものですよ〜と生活から切り離してしまわずに、大切にしながら共生しているところがとても好きです。
▶︎小樽運河エリア
寄り道しながら歩いて、運河エリアへ。
今回初めて気づいたのは、橋の反対側にもなかなかディズトピアみのある建物。
運河プラザも今まで入ったことなかったので、初めて入ってみました。
ここお土産屋さんなんですね!
工芸品などの他に小樽出身のサカナクション山口 一郎さんのギターが展示されてました。
気になるワインも見付けたので、あとでお土産を買いに寄ろう。
▶︎小樽市総合博物館 運河館
そのあと運河プラザの横にある、小樽市総合博物館・運河館へ。
運河館と本館どちらも入れる共通券を購入。(ちょっとお安くなって500円)
第一展示室ではアイヌ時代からはじまりニシン漁の歴史や、金融都市として発展した小樽の商家の街並み再現などが展示されています。
第二展示室は小樽の自然や縄文時代の出土品など。
夢野久作のきのこ会議を思い出す…
きっとこいつら夜になると会議してるんだ。
展示室を抜けると中庭っぽいところに。
屋根の上には瓦製のシャチホコ。
もうちょっとじっくり見たかったのですが、レストランの開店時間になったので博物館を後に。
▶︎ISO
ちょっと早いけどお待ちかねのランチ!
旧小樽倉庫が立ち並ぶ通りから一歩中に入ったところにあるISOへ。
口コミで見つけてからずーーーっと来たくてインスタに齧り付いていたモダンなレストラン。
北海道と言うとついついお寿司とか海鮮丼なんかに行きがちですが、小洒落たビストロも良いわよねと。
開店してすぐ後に行ったのですが、今日は団体予約が入っているため料理の提供に時間がかかる可能性があるとのこと。
このために小樽来たので何時間でも待ちますと気合いで入店しましたが、特に待つことなく普通に出てきました。店員のお姉さんに感謝!
ランチは贅沢に魚介類を使用したパスタの他に、ハンバーグや牛トロご飯などのお肉系のランチもあります。
どれも美味しそうで悩んだけど、ズワイ蟹といくらのクリームパスタを注文。
イクラも蟹もたっぷり。
こんなの美味しいに決まってるでしょう。
濃厚なクリームソースがフェットチーネによく絡んで、今まで食べたパスタの中で確実に1番美味しかったです。このパスタを食べている時間で永遠にタイムループしたい。
バケットも焼きたてで、小麦の味がしてそのまま食べてもそれだけでめっちゃ美味しい。
残ったパスタソース付けたらもう最強。
本当にご馳走様でした。
ランチはアラカルトの提供はないようですが、ツブ貝の香草パン粉焼きとかズワイ蟹ととうもろこしのキッシュなんて素敵なシーズンメニューがあるのでディナータイムにも再訪したいです。
私の後に来店した方は満席で入店できなかったようなので、ランチでも予約がおすすめです◎
▶︎小樽市総合博物館 本館
お腹も満たされたところで、小樽市総合博物館の本館まで歩きます。
徒歩20分ほどで到着。
本館は運河館よりもずっと大きい建物。
小樽市総合博物館の本館には、蒸気機関車「しづか号」をはじめ、北海道を代表する50両もの鉄道車両が保存・展示されています。プラネタリウムなんかもありました。
館内に入ると出迎えてくれるのは蒸気機関車「しづか号」
まだ日本に鉄道が走り始めて間もない明治時代に、実際に北海道内を走行していた機関車。
思ってたよりもずっと車体が小さくてびっくり。
しづか号と同形の蒸気機関車に弁慶号と義経号があり、日本にたった3両しか残っていない貴重な蒸気機関車 (鉄道記念物)なのだそうです。
外の広場ではちょうどアイアンホース号の方向転換が見れました。緑と赤のカラーリングでレトロ感あってかわいい。
私はあまり列車や鉄道に興味がある方ではないですが、実物を見るとなかなか面白かったりしたのが意外な発見でした。
▶︎北一ホール
このあとまた20分歩いて運河プラザまで戻り、ポストカードやらお酒やらお土産を購入。
堺町通りを通って北一ホールへ。
館内にある喫茶店「北一ホール」は石油ランプの灯りのみで営業していて、ゆらゆらと揺らめく幻想的な雰囲気が楽しめます。
ここは去年来たときから小樽で1番お気に入りの場所です。
ピアノの生演奏もあって、私が行ったときは「星に願いを」が流れていました。うっとり…。
小樽に来たら何がなんでも再訪しようと決めていたのでまた来れて良かったし、いつか小樽に移住したら足繁くミルクティーソフト食べに通うと誓います。
この周辺は六花亭、北菓楼、ルタオなどの有名老舗が立ち並ぶスイーツ激戦区なのですが、北一ホール激推しなのでぜひご贔屓に!
▶︎銭函でぶらり途中下車
帰りは南小樽から乗車。
ドアtoドアで東京〜小樽ってすごい。
でも5時間かかるんだったら飛行機の方が安くて早いのかも?
行きは快速に乗ってきましたが、各駅停車の車窓から見える景色の方が好き。
南小樽から3駅で銭函に到着。
海に寄りたくて降りてみました。
銭函というのは、この地域がニシン漁で儲かりまくってた時代、家の前にお金が入った箱(銭箱)が山積みされていたことから付いた地名だそうです。
それはとっても素敵な地名だわ(パチ屋のドル箱山積みを想像しながら)
少し歩いて海沿いをお散歩。
砂浜までは降りませんでしたが、北海道の海って初めてちゃんと見たかも。
南の離島で見る海とはまた違う不思議な色。
良さそうなカフェも見つけたんだけど、お腹いっぱいだったので入らず。
またの機会に。
少しの間、海だけ眺めて帰りました。
こういう途中下車もそうなんですが、今回は友達と来たときには立ち寄りもしなかった場所ばかり行ったので小回りが利くのは一人旅の醍醐味かなと。
小樽は大好きすぎて旅行では回りきれないので本当に移住したいです。
時間が足りなくて天狗山や鰊御殿の方は行けなかったし、できれば積丹の方にも足を伸ばしたいからやっぱり泊まりで来ないとね。
次はうっすら雪が積もる時期に来たいと思います。(薄らね、薄らで良いんだよ)
おまけ
運河プラザで買ったポストカード。
手作り感溢れるニシンスタンプかわいい…
ホテルのベッドサイドに飾ってみたけど、寝て起きたら全部落ちてた。
そういえばロコンのポケふた見るの忘れてたな〜。
北海道一人旅はようやく折り返し。
まだまだ続きます。
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