【一人旅】波照間島へ2泊3日⑤島めぐりサイクリング
▶︎13:00 昼食を食べながら計画を練る
ニシ浜でたっぷり泳いだあと。
民宿にもどってシャワーを浴びて、念入りに日焼け止めを塗り直してから再び出発。
まずはお昼ご飯。
泳ぐと体力使うので、朝あんなにいっぱい食べたのにもうお腹ペコペコ。
ご当地グルメを食べたかったので、島の集落の真ん中らへんにあるお店へ。
おでん屋さんらしい。
ソーキそば?たぶんソーキそばを注文。
太い黄色の麺に、煮込んだスペアリブ。あとはんぺんがのってる。
民宿の朝ごはんのお味噌汁にもはんぺん入ってて美味しかったんだけど、はんぺん文化があるのかな…?良いお出汁出てる。
ソーキそばを初めて食べるので、てっきり中華そばのような味かなって想像してたんだけど全然ちがった!
見た目がワイルドなのに、優しいカツオ出汁でホッとする味。
とろとろに煮込まれたソーキにかぶりつくと、口の中でお肉がホロっと解けて最高に美味しい。
スープまで全部飲み干したい気持ち。
そして自転車で島めぐりするのに、どの順番で行こうか計画を立てる。
効率の悪魔なので限りなく無駄なく移動したい。
ぐるーっと島の外側を回るのが一番良さそうなのでこの順番に決定。
▶︎14:00電動自転車に乗って出発
相棒となるのが引き続きこちらの赤い電動自転車。
小さい島と言いつつもそれなりに広い&アップダウンが激しいので、絶対に電動自転車がおすすめ。
電動自転車でもけっこうキツいなってときもあったから、これで普通の自転車だったら途中で力尽きて干からびそう。
私が乗った電動自転車は、民宿で手配してもらった「ねも自転車」さんでお借りしました。
1泊2日でお借りして3000円くらい。
民宿まで車で迎えにきてくれて、お店まで連れてってもらいそこで借りるシステム。
店主の方に自転車の操作説明だけでなく、島の紹介やおすすめスポットの案内もしていただけました。地図ももらえます。
イケイケな感じのご主人とても良い方です。ホスピー!
あとめちゃくちゃ加速するのでスピード出しすぎないように注意してね、とのこと。
電動自転車乗るのも初めてだったんだけど、確かに乗って漕いだ瞬間の加速力半端ない!これは気持ち良くなって飛ばしちゃうやつだわ。
そうやって調子乗った結果、下り坂で転んで顎砕けてヘリコプターで運ばれた人が居たとか…こわい。
▶︎日本最南端の碑へ
出発。
日本最南端の碑がある高那崎へ。
集落を抜けると、あっという間に周りはサトウキビ畑。
日差しが強い暑いけど、自転車に乗ってるから風が心地いい。
日本最南端の碑がある高那崎までけっこう距離があって、この道で合ってるか不安になったくらいで看板が出ていました。一安心。
そしてさらに奥へ奥へ進むと…
あった。
日本最南端平和の碑は、1995年に竹富町が終戦50年を記念して建立した碑だそうです。
高那崎には他にもモニュメントがいくつか。
さらにその奥へすすむと、浅瀬で波の穏やかなニシ浜とは全く違う断崖絶壁の景色。
高那崎のWikipediaを見ると地形や地質について詳しく書いてあるので、Wikiを読みながらブラタモリの気持ちで周囲を探索。
他の浜辺と違ってあまり木が茂ってなくて、芝が生えてるのが不思議。海の色も真っ青。
ここが日本で最南端の有人島か…感慨深いな。
そう思って地図アプリを開いて現在地を確認したら、なんだか急に東京が恋しくなってしまった。
「もし何かあって帰れなくなってしまったらどうしよう?」ってふと考えて不安になる。
▶︎ペムチ浜へ
高那崎をあとにし、再び自転車に乗ってサトウキビ畑しかないシュガーロードをどんどん進みます。
雲ひとつない、いい天気。
整備された道沿いによくパイナップルに似た植物を見かけます。
食べれるのかなこれ…
と思って調べてみたら「アダン」という植物で人間が食べても美味しくないそう。
ヤシガニの大好物らしい。
全然関係ないですが、ヤシガニって聞くとGTOの最終巻のおまけ漫画「ヤシガニ少女やし子」が思い出される(本当に関係ない)
さっきまでちゃんと帰れるか不安になってたのに、まさかここでヤシガニ少女やし子を思い出すことになるとは…
ポイズンを口ずさみながら自転車を走らせているうちにペムチ浜へ到着。
こちらは有人島にある日本最南端のビーチ。
細い森を抜けて浜へ出ます。
西陽の反射で綺麗に撮れず、海の写真が無かった。
ニシ浜ほどの絶景というわけではないのですが、静かで人気のないビーチ。
潮の流れが早いのか波が荒い。
そして浜は白砂ではなく砕けた珊瑚と白い石?でいっぱい。
しばらくビーチコーミング。
たくさん落ちている真っ白い珊瑚は、この姿になるまで何年の歳月がかかったんだろう?
積もった珊瑚に歴史を感じる。
▶︎見つからないナリサ浜と浜シタン群落
そのあとナリサ浜と浜シタン群落に向かうのですが、どう頑張っても入口が見つけられず…
ペムチ浜もそうなんですが、ちょっと独特の雰囲気があって少し怖く感じる場所もあります。
ナリサ浜は森に入ったけど進めど進めど浜には辿りつけなかったので「呼ばれなかった」と諦めて引き返すことに。
▶︎15:00 パーラーみんぴかで休息
島を半周して、ニシ浜近くに戻ってきました。
ちょうどおやつの時間なので、行きたいと要チェックしてたパーラーみんぴかで小休憩。
ニシ浜を眺めながら、かき氷に舌鼓。
山盛りのかき氷に、黒蜜がたーっぷり。
火照った体にひんやり甘いかき氷が染み渡る。
結構大きいけど、飽きることなく最後までぺろり。
波照間島は黒蜜が名産なので絶対にお土産に買って帰ろ。
あとメニューにカレーライスもあった。
カレーライス美味しそう…
ついついご当地感あるもの食べちゃうけど、カレーライス頼めるくらい常連になりたい。
▶︎再びニシ浜へ
本日2度目のニシ浜へ。
最後にもうひと泳ぎ。
ただ台風が接近していることもあってかちょっと波が高かったので、軽く潜ってすぐ引き上げました。
カラフルな熱帯魚はいなかったけど、初めて見る小魚がいっぱい!
潮の流れの影響かな?
いつ見ても綺麗なビーチ。
明日帰るのが名残惜しい…
絶対にまた来るね、と心に誓ってニシ浜とはお別れしました。
▶︎16:00 夕方の島を散歩
自転車を返却して、民宿まで歩いて帰る。
たまにヤギさんと遭遇する。
島でヤギさんが飼われている理由はこちら。
どこを見ても、そこにはちゃんと文化が存在する。
そしてあっという間に夕暮れ。
サトウキビ畑に沈むオレンジの夕焼けが美しい。
▶︎19:00 南十字星を諦めて、民宿でゆんたく
私が波照間島へやってきた1番の理由。
それは「南十字星を見ること」だったんですが…
台風で2回延期になって辿り着いた今日は満月。
月が綺麗だなぁ!!!!
満月の日は月明かりが明るすぎて、星が見えないのです…星のひとかけらも見えない。
ただただ、月が綺麗(泣きながら)
波照間島のシンボル、星空観測タワーも満月の日は休館。
そして記事を書きながら調べてみたところ…
星空観測タワーは2022年現在、設備の老朽化などが原因で休館となっているようです。再開される日が来ますように。
そして南十字星を見るためにまた来ようと言う気持ちになりました。
喚いても星は出ないので、民宿の晩ごはんを食べて宿泊者のみなさんとゆんたくすることに。
前日からいる工事のおっちゃん2人。
そして今日島にきたという大阪から来たカップルのお2人と民宿のダイニングでだらだらお喋り。
…私だけ1人じゃんという気持ちがないわけではない。
カップルのお2人はアイランドホッピングしてるそうで、昨日まで西表島に行ってたとか。
私みたいに事前にツアー組んで宿を決めて来るんじゃなくて、明日どこ行く?じゃあそこの島で宿取ろうって感じで旅行してるそう。カッケー。
工事のおじちゃんが仕事中に蠍を見つけたらしく、捕まえてペットにしてたのを見せてもらいました。
蠍ってザリガニくらいの大きさだと思ってたんだけど小さいのね…3cmくらい。
てか蠍が普通に生息してるの怖い…。
おかみさんが家に何てものを持ち込んでくれてるんだ早く外に出せとブチ切れでした。
みなさんめちゃくちゃお酒飲む人たちで、おじちゃんが持ってた泡波の2合瓶もすぐ空にしてた。
泡波飲みたかったなー。
でも離島一人旅で体調悪くするリスクは負いたくなくて最後まで我慢。
下戸は大人しくアイスを食べる。
民宿のすぐ近くにある売店で売ってるアイス。
美味しくて毎日食べてた。
波照間島の夜も今日で最後。
明日は10時の便で帰らないといけない。
昼に撮った写真を見返しながら、少し寂しい気持ちで眠りにつきました。
⑥へ続く
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