
【一人旅】2023.05 札幌・円山動物園
春の北海道へ、一人旅にやってきました。
1日目は札幌。
2日目は小樽。
この2日間ずっと歩いて歩いて歩いて足折れるかと思うくらい歩いたので、3日目の今日はホテルに引き篭りたかったのですが…

来ちゃった。
旅行中どこへ行っても動物の剥製が置いてあるので、そろそろ生きてるのが見たい。
実はあんまり動物園って興味なくて。
どっちかというと水族館派ってだけなんですけど、ちょうど何日か前にマツコの知らない世界の『水族館の世界』で円山動物園が特集されていました。
動物園なんだけど、水槽を活かした動物の生体展示をしているとのことで、チケットの写真にもなってる水の中を悠々と泳ぐシロクマが見たくて行ってみることに。
シロクマ見たことないの!楽しみ!
▶︎円山公園から歩いて

市営地下鉄東西線に乗って、大通公園駅から円山公園駅までは20分ちょい。
そこから動物園まではバスも出てるのですが、徒歩15分くらいだし一本道なので歩くことに。

公園内はちょうどチューリップが満開。


途中で寺院のようなもの?「円山八十八ケ所大師堂」という登山中の安全をお祈りする場所がありました。
ちょっと寄ろうかと思ったけど、まぁでも私は山登らないしな (フラグ立て)ということで先を急いでスルー。
境内には野生のリスがちょろちょろ。

運が良ければ野生の熊にも遭遇できるかも。
そうしてこんな感じの遊歩道を歩いて動物園に向かいます。登山する人が多く、熊除けの鈴のカランカランという音が鳴り響いてる。

すごく気持ちのいい林で、自然を愛でながら歩いて…

歩いて…
ん?

30分くらい歩いたのに一向に動物園に着かない。
それどころかどんどん険しい獣道に。
おかしい、と思って地図を見ると明らかに動物園ではない方へ進んでいる。

渋々来た道を戻ってみたら「→山頂へ」となっていました。

あっぶな!
うっかり登山するとこだった!
この看板を見て「はいはい、動物園はこっちね〜」って進んだんだけどな…思い込みは怖い。
▶︎円山動物園
うっかり山頂を目指しかけたけど、なんとか動物園に到着。

入園料:大人800円
なかなか良い運動をしたので、入園して早々に園内のカフェでソフトクリーム補給。
ちょっと休ませてもらいますね〜。

どうぶつビスケット付き。
都市部にあるので小さめの動物園なのかなと思ったけど、がっつり広くてさすが北海道でした。
全部回ってたら時間が足りなさそうだったので、興味のあるところから先に見ることに。

おさるはスルー
1番最初にゾウ舎へ。
映画のセットかと思うほどデカダンなゾウ舎。

ゾウ居ない…と思って待ってたら、シシガミ様風に神々しい感じで奥の扉に現れた。

ここで立ち止まって、おしっこして去っていきました。サービスショットですね。
マツコの知らない世界でも紹介されていたのですが、ゾウ舎には水槽があって運が良いとバッシャバッシャ水遊びしてるところが見れるようです。

泳いでるゾウなんてなかなか見れないよね。
外に出たら大きな広場があって、ちゃんとそこに3頭ほどゾウが居ました。

続いてオオカミ舎へ。
オオカミ舎はジュラシックワールドのラプトルの檻みたいになってて(私の全ボキャブラリーを振り絞った例え)、木々が覆い茂った敷地内を2階から覗き見ることができます。

1階にはガラス窓があってそこからもオオカミの様子を見ることができますが、人気なのかなかなか混雑してました。
少し人が引くのを待ってから1階に降りてみることに。

ここには2匹のシンリンオオカミがいて、それまでずっと遠くを行ったり来たりうろうろしてたのですが…
なんと私がガラス窓に近寄ったタイミングで、1匹が側まで寄ってきてくれました。


可愛すぎないか!?
挨拶しにきてくれたのかな、オオカミということを忘れるくらい優しいお顔しててめちゃくちゃかわいい。モフり倒したい。


一見客なのにこんなサービスされたら激沼だわ。
何が興味持ってくれたポイントなのか分からないけど、もしかしたら白い服だったので捕食対象の何かだと思われたのかもしれない。
このオオカミはジュリちゃんという名前で、まだ1歳ちょっとの女の子。
ここで飼育されている2頭は姉妹のようです。


奥のグレーがかった子がジュリ
オオカミの家系図が貼ってあったのですが、あの有名なキナコとジェイ夫婦の孫娘たちでした。

キナコとジェイ (2009.11)#シンリンオオカミ #キナコ #ジェイ pic.twitter.com/SYr5Kh1rgS
— soranitsuki (@soranitsukibear) September 23, 2021
キナコとジェイのお話は有名なので、検索すると沢山の愛らしい画像と一緒に悲しい話が出てくると思います。
昨年ジェイが亡くなったあとはオオカミの展示をしていなかったようなのですが、姉妹であればということで飼育を再開したそうです。
シンリンオオカミはその生態上、群れ内の順位争いが激しく、当園の現施設においてオス・メスを含む群れで飼育し、繁殖を進めていくのは困難と考えておりましたが、メス2頭での飼育であれば、激しい争いを避けて動物福祉を確保しながらの飼育が可能と考え、飼育を再開することといたしました。
円山動物園
https://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/ookamiraien.html
人間には到底分からない自然のルールみたいなものがあるかもしれないけど、どうかこの2匹はずっと仲良く暮らして欲しいです。
それにしても立ち姿が美しいジュリ様。
毛並みも綺麗で、足が長くて格好良い。

オオカミ舎の横にはエゾシカの放養場があり、カエデちゃんの方はずっとエゾシカを気にしているようでした。
オオカミ舎と隣接してるとか、さぞかし緊張感のあるエゾシカかと思ったら。



この鹿は頭に干草つけてメェメェ鳴いてました。
エゾシカ・オオカミ舎を後にして奥へ。

メインのホッキョクグマ館へ。


ここもアザラシとホッキョクグマを隣接するプールで一緒に展示することで野生の本能を刺激し、自然に近い生体展示をしているそうです。



施設内に入ると大きなトンネル。
めちゃくちゃ涼しげで良い!



ここではトンネルの下から空飛ぶアザラシが見れます。
で、お目当てのホッキョクグマは。

常にプールにいるわけではないので、丸1日ここにいて見れたらラッキーくらいだそうです。と言うわけで泳ぐシロクマは見れず。
どこにいるかと言うと。


いた。
そうだよね、暑いよね。
この日もめちゃくちゃ暑かったのでそうなるよね。
他の大型動物たちもみんなこの調子でして、このあと見に行った寒帯館のユキヒョウも木陰でぐったりでした。
ユキヒョウのすぐ横にはアムールトラ。
何もいない。

居ないな。
やっぱりトラも木陰に隠れて、ん?

いた!

爆睡だった。

か、かわいい。
たまたま窓の側で寝てたのでこの至近距離。

アムールトラといえば最大最強のネコ科動物なのですが、こんな直近でトラの後頭部見れるってすごい。大興奮。

すいません、静かにします。
ふと、この子は1匹で寂しくないのかなと思ったけど、ホッキョクグマもアムールトラも単独行動する動物なので、野生でも基本は群れることなく一匹みたいです。
エゴだと分かってますが、私が今まで動物園にそんなに興味が持てなかったのはどうしても「閉じ込めてる感」があって素直に見ることができなかったからなんですけど。
円山動物園は一つ一つの施設が大きくて、窮屈さを感じない自然豊かな作りになっていたので安心して見ることができました。


最後に見たエゾタヌキ。


死んだように寝てた。
もっともっと沢山の動物がいるので、1日がかりで楽しめると思います。
札幌からのアクセスも30分ほどと近いので、旭山動物園に行きたいけどちょっと遠いしなぁ…という方はぜひ円山動物園へ!
▶︎お昼は回転寿司トリトン
動物園を満喫したところで、帰りは『回転寿司トリトン円山店』へ。
ネタが大きいで有名なトリトン、都内にもあるんだけど行ったことなかったので満を期して北海道でトリトンデビューすることに。

この日おすすめだったトロニシン。
脂がのってて美味しかった。


旬のアスパラも。瑞々しくて美味しい。
北海道の滞在中、Twitterの位置情報のトレンドにずっと「アスパラ」が入ってたのがなんだか可愛くてアスパラ食べなくては!ってなりました。買って帰ろうかなぁ。
ツブ貝もホッキ貝もぜんぶ美味しかった。
北海道価格なので都内で食べるより安いです。
▶︎再び札幌ぶらぶら
札幌に戻って15:00。
開拓村とビール工場も時間があれば行きたいと思っていたのですが、どちらも閉園が16:00や17:00で時間的に微妙だったこともあり、うろうろしてホテルに戻ることに。


遊歩道にはライラックが満開。




終日お天気に恵まれてよかったです。
でも思ってたより暑い日が続いたので、服が足りなくなってユニクロでTシャツを買い足しました。
▶︎BAKERY CAFE DONGURI
晩御飯はそこまでお腹が空いてなかったのですが、コンビニではちょっと味気ないので大通り公園にあるパン屋さんのドングリへ。


ちくわパンで有名なところです。
ちくわパンは買いません!
去年ここで買ったボンボローニがめちゃくちゃ美味しくてもう一度食べたかったんだけど、商品入れ替えが激しいのはもう置いてませんでした。
えー、甘いもの食べたい。
生クリームが乗ったシナモンロールと、あとはメインで食べる用の惣菜パンを購入。

ドングリで買ったザンギを挟んだチキンバーガーと、セイコーマートで調達した北のサングリアサワーで乾杯。ボリュームあって美味しかった!
ホテルの朝食もパンだったのと、実は前日も晩ご飯がドングリのパンだったので北海道来てからずっとパン食べてる気がする。だって何食べても美味しいんだもん。
この日で札幌のホテル滞在は終わり。
最終日は支笏湖へ向かいます。
続く。
-- --back number-- --