2024.11月 第2週の日記
11月3日(日曜日)
文化の日
よく晴れていて
ベランダの先の木が色づき
光りながら揺れている。
いつも通り昼寝をして起きると、
なんとなく喉に引っかかるような
違和感が。乾燥かな。
のどあめを食べよう。
ヴィックスのレモン味。
晩ごはんはフライパンで作る焼き鳥。
前に京都でお土産に買った、
黒七味を振っても美味しかった。
11月4日(月曜日)
休みボケがなんとなく抜けないまま出勤。
電車に乗り遅れる(休日ダイヤだし)。
その他にも思わぬミス。
協力を仰いでなんとか完了。
こんな日は早く巣穴に戻ろう。
会社を出ると、空の淡いグラデーションがきれい。細っこい三日月も見えた。
そばに金星も。
駅に着くとカシスオレンジのオレンジジュースだけ沈澱しているような、
下の方だけ濃いオレンジ色になっていた。
✳︎
行きも帰りも走っているひとをよく見掛けた。ちゃんとランニングウェアを着て。
信号で止まったらとなりの友だちと少し話して、青信号になったら、また2人組でペースを保ちながら走っていく。
そうだよね、そんな季節だよね、きっと気持ちいいんだよね、と目で追いながら
ノタノタ歩く私。
動くと暖かい。
11月5日(火曜日)
北風が冷たくて上着の前を締める。
寅さんの映画を観た。
第5作目の望郷編。長山藍子さんがヒロインのお話。浦安のお豆腐屋さんが舞台。
その土地土地の当時の様子や景色も映る。
札幌の蒸気機関車も映っていた。
寅さんは山田洋次監督じゃない作品もあることを知ったけど、やっぱり山田監督のが良いなぁと思う。
母は高齢で耳が少し遠くなっているから、字幕を出して一緒に観る。
セリフを読みながら観ると、ますます寅さんの快活な話しぶり、滑舌の良さが伝わってくる。
そしてあの寂しそうな笑顔。
妹のさくらはなんでも解っていて、まるで神様のよう。さくらがいるからお兄ちゃんは帰ってこられるんだよね。
11月6日(水曜日)
朝、北風が吹きつける。
この季節、マスクも大事な防寒具のひとつ。
残業でいつもより帰りが遅くなり、またなんとなく喉が痛い。
最近、決まった作業をしていても自分の思っている感覚よりも時間が経っていることが多くて、なんだかこれは疲れているサインかも。
11月7日(木曜日)
ベランダの向こう側に見える大きな木が北風で揺れている。
木枯らし一号なんですって。
寒そう。
夜中の3時ごろから発熱し会社をお休みすることになった。
ぞくぞく悪寒とこわい夢を見た。
細かい計算をひたすらする夢。
駅の向こう側にある病院へ行く元気もなく、寝床ごと空飛ぶじゅうたんみたいに飛んでいけたらいいのに。
夜、バナナの美味しさに助けられる。
寝床から三日月を見る。
11月8日(金曜日)
熱がまだ下がらず、本日も休業なり。
休んでいると時間の感覚が伸びたり縮んだり。まだ金曜日なのか、と思う。
夜中に何度か母が様子を見に来てくれたけど、私は母にうつるんじゃないか、と
その方が心配でお布団に潜り込んでいた。
思えば不調のサインはだいぶ前から出ていたのに見過ごしていたのかも。
なんとなくだるい、なんとなく寒い、なんとなく面倒くさい、など。
なにをしていても捗らない感じだった。
お昼どき、父が徹子の部屋を観ていたので一緒に観た。ゲストの神野美伽さんは笑顔とセンスの良さが輝いていた。
お姉さんと慕っていた、八代亜紀さんとのエピソードもすてきだった。
私はサンドイッチとバナナを食べて薬を飲んでからまた眠った。
今週もおつかれさまでした。