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「癒しの哲学」12月”ココロとカラダをむすぶ、知的冒険” ②前世療法のしくみ

はい、本日は2回目の前世療法のしくみ。です。
前世ってあるの?前世があるのなら、それが治療においてどのような効果があるの????
それでは、探求の旅に出かけてみましょう~!

「前世療法」

1986年に出版された本。
著者ブライアン・ワイス博士は前世療法の権威として世界中から注目を集める精神科医。『前世療法』(PHP研究所)は世界100カ国200万人に読まれるベストセラーとなった。

・前世記憶と脳

「前世を記憶する子供たち」イアン・スティーブンソン著
前世を記憶する子ども達を研究した例では、前世を語り出す子どもには、3歳ごろから話し出し、8歳までには話さなくなるという共通点があります。

・前世の刻印

「生まれ変わりの刻印」イアン・スティーブンソン著
ヴァージニア大学のイアン・スティーヴンソンをはじめとする生まれ変わり研究者は、長年にわたって事例を収集する過程で、母斑や先天性欠損がしばしば前世の記憶を裏付ける有力な根拠になることに気づいた。

・前世記憶とファンタジー力

前世の記憶は、過誤記憶、虚偽記憶の一種であるという批判がある。
前世の記憶を呼び覚ますための催眠がもたらす「記憶のゆがみ」は、しばしば批判の対象となってきた。
この現象について前述のブライアン・ワイス博士は、「同じように、過去世の記憶は一種の歴史小説といった性格をもっており、お話はファンタジーや創作、ゆがみ等が一杯あるかもしれないが、その核心はしっかりした正確な記憶であり、それらの記憶はみんな役に立つもの」であると述べている。

「人類前史 上・下」グラハム・ハンコック著
近年相次ぐ考古学の新発見や、最先端の遺伝子解析の結果、さらには北米大陸からシベリア、エジプト、ニューギニア、南米のアマゾン奥地まで駆け巡り見つけ出した数々の「動かぬ証拠」から、失われた「人類以前の文明」の存在を解き明かすのが、本書『人類前史』です。

アトランティス、ムー、シャンバラ、ハイパーボリア、レムリア、アヴァロン。
さまざまな芸術、民話、神話や伝説は何世紀以上にもわたって人から人へと語り継がれ、信じられてきた古代大陸。これらの場所には、文明が存在し
ていて、そしてすべて“沈んだ”といわれています。

・輪廻転生

★ユングの輪廻転生論
深層心理学の開祖であるスイスの精神科医・心理学者のカール・グスタフ・ユング(1875-1961)は「生まれ変わりについて」という論文の中で、生まれ変わりを五つのパターンに分けて説明しています。


第一の形は、「輪廻・霊魂の移動(メテムサイコシス)」
古代ギリシャで考えられていた生まれ変わりがこれです。また、日本の大衆仏教の中にもこの思想があり、今世で悪いことをすると来世で獣になるなどという教えもこれに属します。チベット仏教でも、すべての生き物は生まれ変わると考えられており、今世の行いの善し悪しによって、六道輪廻のどれかの世界に生まれ変わるのです。

第二の形は、「生まれ変わり(リインカーネーション)」
人間の霊魂は人間の霊魂に生まれ変わるというのがリインカーネーションです。前世療法を行っている世界中のセラピストの大多数が日常的に扱っているのがこの形の生まれ変わりだそうです。

第三の形は、「復活(レザレクション)」
これは死後に人間として再び復活することです。以前の存在からの変化・変容が起こり得るものです。(キリストの復活、サイババの復活)

第四の形は、「新生(リバース、もしくはリノベーション)」
個人の人生の中での再生です。本質的な変化はなく、身体の機能や人格の一部が治癒されたり、強化されたり、改善されたりするのです。
ユングは、この新生の儀式によって身体の病でさえ治癒されるかもしれないと説明しています。

第五の形は、「変容プロセスへの参加」です。
これは間接的な再生で、変容の儀式などへの参加によって得られる恩寵として、個人の変容が起こることがあるというものです。(変容プロセスへの参加は、宗教的な儀式でなくても、日常にある、演劇、映画、コンサートへの参加によってでも起こり得ます。)
ユングは『個性とマンダラ』(みすず書房刊)の「生まれ変わりについて」の中で、生まれ変わりも、死後の世界も、前世も来世も、それがあるかどうかは証明できるようなものではないが、個々人が心的な事実として受け止めているものを受け入れるかどうかにかかってくるということを述べています。

★古代エジプトの輪廻転生

古代エジプトで書き継がれた死後世界の手引書『死者の書』(BC1550-B
C50頃)によると、当時のエジプトの人たちは、現世を至上の楽園と考え、生前の状態を死後も保ちたいと願い、来世もエジプトの地にエジプト人として生まれ変わることを欲しました。人は死後にオシリスの法廷で裁きを受け
なければなりません。その法廷で、死者の生前の行いが裁かれるのです。

★古代ギリシャの輪廻転生

古代ギリシャでも生まれ変わりが信じられていました。哲学者・数学者のピタゴラス(BC570頃―BC480頃)やソクラテス(BC470頃―BC399)やプラトン(BC427-BC347)も輪廻転生を信じていたと伝えられています。
古代ギリシャには、ギリシャ神話の詩人オルペウスを開祖とするオルペ
ウス教という密儀宗教がありました。その教えの中に、霊魂は不滅で輪廻転生を繰り返す、というものがあります。

★ユダヤ教の輪廻転生

ユダヤの神秘主義思想カバラの中には、あちこちで輪廻転生の思想が見られます。

★キリスト教の輪廻転生

キリスト教が、なぜ現在のような生まれ変わりを否定する教義が支配的になったのかというと、キリスト教を公認したローマ皇帝コンスタンティヌス1世(280-337)が、325年にニケア公会議を開催し、輪廻転生に関する記述を聖書から削除したことが発端となっています。輪廻転生は異端であると宣言され、それを信じる者は教会から破門されるという布告が出されました。それ以降、生まれ変わりを信じる者は異端教徒として迫害を受けることになったのです。ローマ帝国の統治者は、人生は一度だけであり、死後に最後の
審判が待っていて、生きている間の行いによって死後に暮らす世界が決まる、と民衆に信じ込ませたのです。

★ヒンズー教の輪廻転生

紀元前8世紀から紀元前5世紀頃に書かれた古代ヒンズー教の哲学書である初期『ウパニシャッド』。その後、1世紀頃に書かれたとされるヒンズー教の聖典『バガヴァッドギータ』の中にも、サムサーラ(輪廻転生)の教義が
記されています。
ヒンズー教徒は、人間の人生は循環のプロセスを繰り返し、肉体の死後に魂は身体を離れ、別の人間や動物や植物や鉱物に入って生まれ変わると考えています。この循環のプロセス輪廻転生であり、魂が何に生まれ変わるかは、その魂が前世で取った行為によって、つまり前世で積み重ねた徳や不徳によって決まるのです。

★チベット仏教の輪廻転生

チベット仏教ニンマ派の経典『チベットの死者の書』(筑摩書房刊)は、死の瞬間から来世に生まれ変わるまでの四十九日間に過ごす三つのバルドゥを示し、死者に正しい解脱の仕方を説いています。最初は、死の瞬間のバルドゥ、二番目が存在本来の姿のバルドゥ、三番目が再生に向かう迷いの状態
のバルドゥですが、バルドゥの各段階で死者を解脱に導く方法(生まれ
変わらなくする方法)が説かれています。
『チベットの死者の書』は、死後にいかに解脱をするか、つまり、生まれ変わらないようにするための方法を説いているのです。

★ドラゴンヘッド前世

あなたの人格の偏りを正すために、それまでの価値観や性格と対立するような価値観や性格を取り入れるように、今生のあなたに課題を与えてます。この課題を表すのがドラゴンヘッドです。(ご自身のドラゴンヘッドはググってお探しください)

ちなみに、ワタシはドラゴンヘッド山羊座ですので、

★ドラゴンヘッドが山羊座
あなたは、前世の多くを家庭人として過ごしてきました。一家の主として、農場の主人として、あなたは家族や一族の代表を務めてきました。これらの前世の影響からあなたは家族のありようや、その構成員の感情をよく理解しています。あまり一人で外に出て過ごした経験を持ちません。今生で世界に
飛び出すことは大きな喜びであるにもかかわらず、あなたはなかなか外に出ようとしません。
あなたには、難しい家族のカルマがあります。多くの場合、あなた方は感情的に問題のある人々が身近にいる家族に生まれ、その感情に敏感に反応しながら長い月日を過ごす運命にあります。
世界に出ることで得られる喜びを諦めて、家にとどまり、あなたはその能力を証明する場を見出せず、自尊心を持て余しています。しかし、今生でのあなたのテーマは自分の運命を自らの手で切り拓くことです。

以上、②前世療法のしくみでした。

【まとめ】

ワタシにとっての「前世療法のしくみ」とは…
主要な宗教でも輪廻転生は教義されており、ワタシも前世はあると思っております。療法を受けなくとも、日々の生活の中で前世のヒントや思い出すことはできるようです。また、前世の自分に気づくことで、自分に「癒し」が生まれ、それが病を治すという奇蹟を起こすこともあるそうです。前世の出来事を「気づく力」が病を治す。なんとなくわかる気がします。
ココロを開いて、自分の前世を知ろう!

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