宣言するだけ。叶えちゃいます九州たま旅⑨ 過剰な背負いグセからの脱却
2日目の朝の一大イベント(学び)を終え、今夜のお宿のある鹿児島県霧島へ向けて阿蘇から200kmの大移動です。
ただ移動するだけじゃ、つまらない。
寄り道こそ、ロマンだ!冒険だ!
インスタで目をつけておいた、熊本県人吉市にある鹿目の滝。
熊本県の観光案内にある通り、令和2年7月の大雨の影響により立ち入り禁止となっています。
なんですが。
どうやら犬の散歩や、子連れで訪れている人が複数いる様子なので、行けるっしょ!と軽い気持ちでカーナビをセットしました。
カーナビから流れる「目的地付近です。」の音声。
確かに水の流れる音はするのだが、肝心の滝は見えず、案内板もなけりゃ、スマホも圏外。
「どうしよう。。。。」
もし行けなくても、それはそれできっと楽しめると思っていたけど、事実を確かめずに私が提案した手前、大きな責任を感じてしまう。
三滝の一つ、平滝は見れたけど見たかったのは、鹿目の滝。
『こうなったら草の根かき分けてでも見つけてやるっ!』
と犯人を捕まえる刑事の気分で己を奮い立たせるも、遊歩道前に鎖がかけられ【立入禁止】と書かれていちゃぁ、刑事たるもの境界線を越えてはいけない。
意外と真面目なところのある私には境界線を越えてまで冒険する勇気もガッツもなかった。。。
水音がすぐ側で聞こえてくる分、可能性が捨てきれない。
今度は名探偵ホームズの気分で、なんとか他の方法はないかとウロウロしながら、あれやこれやと悩んでみる。
どんな気分になってみても、答えは出ずに焦りは増すばかり。
ここまで来て、悔しい。
ここで痺れを切らしたSaoriが言った。
「もう無理やって、次行こう!」
人間、時には諦めも必要です。
気を取り直して、調べておいた創業100年の老舗うなぎ屋さんに電話をするも、例の大雨災害で秘伝のタレも被害にあい、再開できてないそうな。
そして今朝を振り返ってみる。。。
少し残念だった上色見熊野座神社
→滝にたどり着けない
→うなぎ屋さん休業中。
全部楽しみにしていたのに。
Saoriにも楽しんで欲しかったのに。。。。
どよ~んと暗幕をたらしらように気分が暗くなっていく。
(※色々ありましたが、この間もちろんSaoriは一ミリも嫌な顔したり、嫌みなこと言ったり、不機嫌になったりしてません。)
そして、ハッとしました。
そういや、昨晩(⑦天狗神社)で得た学び、
「頼まれてもないのに勝手に責任を負おうとし、勝手にプレッシャーに感じて自分を縛るというクセ」
今のこの状況が、まさにそれ!
昨晩反省したとこなのに、またやってる。
そして決意を胸に、車のウィンドウを下げて叫びました。
『もう、背負うの止めます~!!!』
Saori「ほんま、それー!!!」(笑)
今回は反省だけで終わらずに意志を固めて叫んだら、なんだかすんごいスッキリして、全身に力がみなぎってきました。
これこそ、意志の力。宣言の力です。
寝てしまっていた肚(ハラ)が立ちあがる瞬間。たちまち状況が変わる。
この後の展開があからさますぎて、もう笑えてきました。
美味しいうなぎ食べたかったなと言いながら運転してると、反対車線側に少し大きめの食堂のようなうなぎ屋さんがありました。
はっきり申し上げるとパッと見た瞬間に惹かれるような外観ではない。それでも、なんか玄関がウェルカムな感じだった。
わけのわからない理由をSaoriに告げ、Uターンしてお店に入り、ドキドキしながら注文しました(笑)
めちゃめちゃ美味しいー!!!
実は私、うなぎはそんなに得意じゃないんです。
自分から進んで食べるものではないのですが、コロッケと同じような理由で、旅行中に機会があれば食べたい。そんなアイテム。
それなのに、うま~い!!
皮はパリッと。たれとご飯の加減も丁度よい!
あの、苦手な皮と身の間がにゅるっとする感じも無し!
肝吸いには千切り生姜が結構大胆に入っていて、これがまた爽やかでよい!
この地方独特の食べ方なのか筍には酢味噌がかかっていて、その上には山椒の葉。
う、うまい!
今調べたらグーグルでも結構高評価なお店でした。
グルメ桑原さん。ご馳走様でした!
いやぁ~!宣言の力はすごいなぁ~と感心しつつ、ちょっとお土産買ったり、お茶したいなぁ~なんて話してると、風にそよがれ泳いでいる無数の鯉のぼり🎏がキラキラとド派手に歓迎感を醸し出す道の駅を発見して、とりあえず車をとめる。
階段を上がっていくと、大きな広場にお城みたいな建物その名も、人吉クラフトパーク石野公園。
探していた人吉の柚子胡椒、人吉で取れたヒノキの精油、人吉の手作りプリンをゲットし、九州女子旅をエンジョイしているこの状況。
ご機嫌マックスで笑いが止まりません。
この変わりよう。(笑)
『よっしゃ、閃いた!高速で霧島まで行こうと思ってたけど、霧島国立公園を抜ける地道で行って冒険を続けよう!ワクワクしてきた!』
自信もみなぎる。(笑)
国立公園に差し掛かり、緑も一段と深まり宮崎県に入りました。
道路脇に「白鳥神社」の看板を2人同時に見つける。
あ、曲がり損ねた。
どうしよかと相談してると、第一鳥居白鳥神社末社(白鳥神社参道入り口)前に到着。
ただならぬ雰囲気に迷わずpark in。
社殿までの210段の石段を上がる。
曲がり損ねたおかげで登れたこの石段。この道がめちゃめちゃ良かった!
なんなん、白鳥神社。
いったい何の神社!?
つづきは、また!