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huuur
たまごまるセレクト14
僕はnoteで見つけた人を勝手に師匠認定してしまう癖がある。アポロさんや白さん、NOTEさんやちなみさん、はさみさんや文野さん、などなど。列挙しだしたらキリがない。お師匠たちの作品は超越していて、読むたびに憧れる。憧れると同時に少しでも自分の書くものに反映したいと思って食べるように読んでいる。
今回ご紹介する葵花さんも僕が勝手ながら師匠認定しているうちのお一人です。葵花さんは毎日短歌を投稿されているのですが、心に響く作品揃いです。そして短歌ってこんなに自由でいいんだとも思わせてくれます。特に先月、僕が20文字の小説を書いていたころは、葵花さんの雰囲気を少しでも取り入れられたらな、と日々、作品集を読んでいました。
どの作品も素晴らしいのですが、特に今の僕に響いたものを紹介していきます。もし僕と同じように心に響いた方は是非、葵花さんのページに訪問して堪能してくださいませ。
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葵花さん作品集の中での僕のお気に入り
いつのまに作業のように生きていて残りライフが溶けだしている
染みるほど手を濡らしてよはつゆきのやわい刃先で痛い感情
ミルフィーユみたいに積まれた過去形をデジタルタトゥーの代わりに刻む
ゆっくりでいい観覧車の周回の速度を速いと思える夜を
エネミーはわたし自身か 言葉では自分だけしか傷つけられない
わたしこれ、原曲よりも好きかも、の躊躇いがちな原石を抱き
想像のベンチに座れば内側にひろがってゆく鍵盤と色
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