作ってみたよ♯2 ももちゃんオススメパンケーキ
これから話するのは、たまごまるがこのパンケーキを完成させるまでの冒険物語だ。
とある日、たまごまるは街の広場で、不思議な光景を目撃した。
1匹の黒猫がニャーでもなく、ワンでもなく、
ピスタチオ、ピスタチオ
と鳴いているではないか。
その鳴き声は奇妙というよりは人々を魅了するサックスの音色のようで。
ピスタチオ♪と奏でる黒猫の周囲には自然と人が集まっていた。
ここでまた不思議なことが起きた。
その黒猫に近づくと、自らもピスタチオが恋しくなってしまっていたのだ。
各々がピスタチオに誘惑されていく。
戦闘能力が53万もある人ですら、ピスタチオの虜なのだから、戦闘能力3のたまごまるなど、もはやピスタチオの奴隷だ。
気づけばピスタチオについて検索しまくっていた。
「顔色ピスタチオだけれども」なんかはパワーワードだったが、検索すると、ああこういうことね、と合点がいった。
検索することでピスタチオの誘惑から解放されると思っていた矢先、一つの記事が目に飛び込んできた。
そこに映し出されていたのは、この世のものとは思えない程に美味しそうなピスタチオのソフトクリームだった。
それは美味しそうを超えて妖艶さを感じさせるほどの代物だった。
そしてたまごまるはその妖艶さに取り憑かれ、決意する。
最高のピスタチオスイーツを見つける冒険に出ようと。思い立ったらすぐ行動だ。荷物をまとめてすぐに大好きな街を後にした。
急に物語調をやめるが、たまごまるの仕事帰りには、三つのコンビニがある。帰り道の順番で言うと、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートだ。
事前調査で、ピスタチオスイーツと言えばローソンだと知っていた。
しかしいざローソンが近づくと、ピスタチオスイーツはローソンらしいが、僕は掘り出し物を見つけたいんだ。と天の邪鬼精神が発揮されてしまった。
ローソンをスルーし、天下のセブンイレブンに舞い降りた。なんだかんだいって、コンビニ界の王である、セブンイレブンが間違いないだろ、と意気込んでいた。
早速緑色のパッケージ、ピスタチオが使われてそうなお菓子を発見した。
しかし、そこに書かれていたのは『抹茶』という文字。
まあまあ、そりゃ皆抹茶好きだから、抹茶のお菓子もあるわな。
気を取り直して、すぐに他を見渡す。
すぐに緑色のパッケージを再発見。
そこに書かれていたのは、『抹茶』。あっちに書かれているのも『抹茶』。抹茶、抹茶、抹茶。
抹茶しかねえ!!!
なんとピスタチオスイーツ、一つも無かったのだ。
ファミリーマートでも同じだった。並べられている緑色のものは全部、抹茶に支配されていた。
ここは日本だぞ。ピスタチオみたいな新参者ではなく黙って抹茶食べておけ。
と言わんばかりの絶対的抹茶の圧力。
抹茶の存在感を見せつけられただけで、その日は、ピスタチオスイーツを一つも発見することができなかった。
だがここで諦めるたまごでは無い。
翌日、ローソンに駆け込んだ。
だが、また緑色のパッケージには『抹茶』の文字が。昨日のトラウマが蘇る。
諦めかけてアイスコーナーに行った。
そこでやっと!!
ピスタチオスイーツに出会った。
最初からピスタチオスイーツ本命のローソンに来ておきゃ良かったのだ。
「ごめんよ、ローソン。これからはピスタチオスイーツ欲しくなったらローソンに来るよ。」
そうつぶやきながらゲットしたのがこいつだ。
今お洒落YouTuberがこぞって紹介している話題のピスタチオアイスサンドだ!!
2日がかりで探した甲斐がある代物だ。
無事にピスタチオスイーツ探しの冒険を終え、街に戻ってきた、たまごまる。
すぐさま手に入れたピスタチオスイーツを堪能しようとした
その瞬間背後から声がした
「待ちなさい!」
振り返った先に立っていたのは、イタリアに鬼退治ならぬ鬼満足させるために旅にでていた、ももちゃんであった。
「ピスタチオ、いいえ、ピスタッキオを手に入れたなら、このパンケーキと一緒に食べるのがオススメだよ。」
「イタリアの鬼さん達も大満足してくれたパンケーキなんだから」
そう言って鬼をも満足させた絶品パンケーキのレシピを僕に託してくれた。
レシピの材料と作り方はこうだ。
材料
・ホットケーキミックス 150g
・牛乳 50ml
・ヨーグルト 大さじ3
・溶かしバター 30g
・卵 2個
作り方
①ボールに牛乳と卵を入れて、混ぜる
②ヨーグルトを加え、なめらかになるまで混ぜる。
③レンジで30秒くらいチンしたバターを加えて、よく混ぜる。
④ホットケーキミックスを振るい、加え、混ぜる。粉っぽさがなくなればOK。
⑤フライパンに油を引き、熱する。
⑥フライパンが温まったら、いったん濡れ布巾の上で冷ます。フライパンを火の上に戻し、生地をおたまで掬い、高めの位置からフライパンに流して焼く。
弱火でじっくり焼く。焦げそうだったら、濡れ布巾の上で少し冷ます。
⑦生地がぷくぷくふくらんでくる。あながぷつぷつあいたら、裏返す。
⑧2〜3分焼いたらできあがり。
たまごたっぷり使い、ヨーグルトを加えるのが特徴のパンケーキ。
たまごまるも作ってみた。
うん、なんとか形になったな。(伊予柑を添えるのは、僕が勝手に料理の先生としている川ノ森さんがよくフルーツを添えているからだ。ちゃっかり真似した)
そこに苦労して手に入れたピスタチオサンドのアイスの部分を添えてやって。
完成!!
名前はそうだな、
『桃子たちのパンケーキ』〜鬼さんも大満足〜
にしよう。
さあ、実食だ。
まずはパンケーキだけをいただく。
うん、美味しい!余韻にほのかにヨーグルトの爽やかな酸味が漂う。これなら何枚でも食べられそうだ。
パンケーキ自体はそこまで味の主張をしてこないので、どんな食材にも合いそう。
試しに付け合わせた伊予柑と一緒に食べてみる。
むぅんちゃうま!伊予柑の果汁がパンケーキに染み込み、甘さと旨さが口に解放される。ヨーグルトと伊予柑の酸味がマッチし、余韻の爽やかさもグンと向上する。これもヨーグルトのおかげだろう。
バターとももちろん合った。間違いない美味しさだ。
そしてピスタチオアイスとの相性の良さもハンパない。このピスタチオアイス、ピスタチオの風味とミルク感の両方楽しめる味だ。
それをこの至極のパンケーキに塗りたくって食べた日にゃあ、そりゃもう僕も
ピスタチオ♪って鳴いてしまう。
バニラアイスとパンケーキをよく合わせて食べるのだが、その組み合わせより、ピスタチオのナッツの風味が合わさり上品さを感じられる。
なにより凄いのはピスタチオアイス単品で食べるより、格段に美味しいのだ。
あそこでパンケーキと一緒に食べてみて!と言ってくれたももちゃんの助言は正解だったのだ!
皆さんもピスタチオアイス手にいれたら、是非このパンケーキと一緒に食べてみてほしい。
因みに蜂蜜とももちろん合ったよ。
さらに、ももちゃんは他にもこんなオススメトッピングを紹介してくれていた。
ツナとチーズか。これも作ってみた。
うめめめめえええ!!!
これね、これが一番って人も多いかも。甘党の僕でもピスタチオ添えと悩むくらいの美味しさ。
パンケーキがね、程良い甘さだからこそ。
この程良い甘さとツナとチーズの塩気が合うのよ。
よくトーストの上に、チーズとツナ乗せて食べるよね。
それと味はもちろん似てるんだけど、パンケーキの甘さがあることで、塩気が引き立つの。
冷静に考えたら当然。
僕が小さい頃母親に連れられてよく行ってたスーパーにあったクレープ屋。
そこでよく買って食べてたのが、ツナとチーズがたっぷり入ったツナチーズクレープ。
この味に近いのだから。クレープをイメージすると他にもウィンナーだったり、バナナやイチゴも当然合うよね。
パンケーキはそれ単体はもちろん、付け合わせの相棒をあれこれ考えられるのが魅力だね。
いやー紹介してくれたの全部うまい。
お身晒しました。
ももちゃん、美味しくて楽しめるパンケーキの紹介ほんとにありがとう☺️
ももちゃんも参加してくれたのがこの企画です。21日まで募集してるのでよければ参加してみてね。
さあ、次は何を作ろうか。
終わり