デザイナー2年目の振り返り
こんにちは、たまご(@tamago_78)です。
現在、株式会社SCOUTERというSaaS / HRTechの会社でデザイナーをやっています。
少し早いですが、この7月でデザイナーになって2年、そしてSCOUTER社に入って1年になります。
この区切りに、1年間の振り返りを書いていこうと思います。
これまで
デザイナー1年目は二次請けの受託会社でデザインといっていいのかわからない業務をひたすらこなしていました。
単発でデザインを作って終わり、ではなく、1つのプロダクトを成長させていく過程をデザインで手伝いたい、デザインで改善していきたいと考え転職を決意。
このツイートをきっかけにお誘いをいただき、
2018年7月、株式会社SCOUTERに入社しました。(拡散してくださった皆さま、応援してくださったみなさま本当にありがとうございました・・!)
ポートフォリオも今思えば相当やばかったし、デザインスキルはデザインツールを触れることくらい。。
2018年7月からの1年間
1~2ヶ月目
・デザインの目的等をちゃんと把握せずデザインを作っていた
機能追加の目的やADMINが誰にどう使われているのか等ちゃんと理解せずにデザインに起こしていた。
初めて作ったADMINの機能追加のデザイン↓
3〜5ヶ月目
・デザインは、ただ要件を形にするだけではないと気づく
指示通りの要件・ワイヤーをそのままデザインに起こすのではなくデザイナー視点でどうするともっとよくなるのか考えるようになる。
・事業への意識を持ち始める
面談で「3ヶ月も経ってるのになんで事業のことわからないの?」と言われ、”デザイナーはUIに専念するだけじゃだめなんだ”と気づく。
・初めてのユーザーインタビュー
分からないながらにユーザーインタビューへ行きまくる。
ここで得たものは今でもとても勉強になっています。
・エンジニア工数無視のデザインをつくる。
ユーザーにとって一番使いやすいUIを作ろうと思った結果、実装工数のかかるデザインを作る。(下記、カンバンデザイン)
今思えば、エンジニアとのコミュニケーションが少なかった・・・・・。
ちゃんと使われるのかもまだわからない段階のものだったので最初からここまで作り込む必要はなかったかもしれない。
6〜9ヶ月目
・メンバーが増え、たくさんのデザインレビューをもらえるようになる
デザインへの意見とはわかっているものの、自分自身を否定されているような気がして辛かった・・・。そんな時に、「周りからの批判(意見)は、デザインを批判しているのであってデザイナー自身を批判しているわけではない」という言葉に出会い、めちゃくちゃに救われました。
・メンバーが増えたことで、仕事がとてもやりやすくなった。
ただ、できる人と仕事をすると自分までできるような錯覚に陥ります。
なので、周りの人に相談はしても甘えすぎず自分の考えを持ち行動するよう意識するようになりました。(とはいえ困った時は頼ってしまいますが)
・要件の整理・提案、ワイヤー作成、デザイン、のフローが構築
ようやくデザイナーとしての動きがまともにできるようになってきました。
・この頃急激にLPの作成が増え、LPデザインについての知見も増えた。
若年層向けLPからビジネス系LPまで様々なタイプのLPを作成↓(一部)
10ヶ月~12ヶ月(現在)
・デザインツールをfigmaに乗り換える
これまで、Sketchで作り都度必要なデザインをZeplinへ部分的にアップし共有していたが、figmaに変えたことでチーム全員がデザイン全体をみることができるようになった。デザインはデザイナーだけのものではなくチームのもの、という意識に変わった。
・開発チームの人数がさらに増え、チームが二つに。
二つのチームと、ビジネス側やマーケ側からのデザイン依頼に柔軟に対応できるようデザイナーはチームから外れる。(デザイナー1人の為)
エンジニア ⇆ PdM ⇆ デザイナー
の関係が確立し、PdM以外とのコミュニケーションが激減。その結果、エンジニアからの意見がデザイナーに届かなかったり、なんでこのデザインになったのか?を理解せず実装するという状況に。
・ ADMIN大改修
6月より、ADMINの大改修が始まりました。既存のコンポーネントは使わないので新しくデザインのルールを定義しなおす必要があり、現在行なっているところです。
定義しているルールの一部↓(説明は別途用意している)
・スクラムチームに参加する。(つい数週間前より)
ADMIN大改修に伴い、1つのチームに参加することになりました。
エンジニアが普段何を思って実装しているのか?デザイナーがどうデザインしているのか?双方の問題は何か?をチームで話せるようになりました。これまでの動き方と変わるため試行錯誤しているところです。
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まとめとこれから
この時系列を見てお気づきかもしれませんが、
”私” 個人の問題から ”チーム” としての問題に目を向けられるようになったのがこの1年で大きく変わったところだと言えます。
また、"開発チームのひとり"という意識から"SCOUTERのデザイナー"という意識に変わりました。
オフィスが13F(:ビジネスチーム)と7F(:開発チーム)に分かれており、そのことも相まって
SCOUTERのプロダクトなのに開発チームだけで作っているような感覚がどこかにあったのです。
プロダクトの見た目を作るのは開発チームです。
しかし、開発チームは、何が必要なのか?を決める材料は持っていません。
その材料となるものは、ユーザーとの距離が近いビジネスチームがもっています。
なので、チーム関係なく関心を持ち現状を知ることは、プロダクトを作る上で大切だと思います。
これからはもっと俯瞰的に見てプロダクトをどうよくしていくかをデザイン視点で考え実現していけるデザイナーになれるよう努力していきます。