写真の作品制作を始めました。誰に向かってアート作品を作るのか?

写真を撮り始めて20年くらい経ちました。
これまでは、仕事であったグラフィックデザインの方からの見方でいいと思う写真を撮ってきましたが、ある時、それは商業デザインの為の写真であって、個人が撮るのはおかしいのでは?ということに気がつきました。

そこから、写真の作品制作について調べはじめました。
それが2年ほど前。

まずは、世にある写真作品の意味解き、どうやって作られているかの制作方法、評価解説や有名作家について調べました。
すると、いろいろ作品というのはあるものの、自分が目指したい作品は、現代写真やポストフォトグラフィーらしいということがわかってきました。

このジャンルを調べて行くと、現代写真(コンテンポラリーフォト)は、現代美術(いわゆるアート)と混じり合っていることがわかりました。
今はもう、現代写真の先端は現代アートと同じ文脈で作られているのです。

では、現代アートとはなにか?
いろいろな解釈はあるようなのですが、すごく絞った言い切り方をすると…
世界の三大ギャラリーを筆頭とするアート業界で取引されている作家と作品で、それに通づる制作をしている作家と作品…ということかと思います。

なので、日本国内で独自に出来上がっている、明治?からの油絵の路線や、ど記事市場のラッセンのようなイラスト系の絵画はちょっと別のルートで発展している…とも見えます。

それは、今の自分からはとてつもなく遠い話なのですが、自分がどこに向かって、何に対して作品を作って行くのか?を決めなければ、どこに向かってなんのために作品と作っているのか、全く意味がない…ということにもなりかねない、ということがやっとわかり始めてきたところです。

そんなことで、今年は初めて少し作品度の濃い制作で、グループ展にも参加します。
そこでは、これまでの調査したことを実際にやってみる…という試験的なアウトプットをすることにしています。
とりあえず、とっても稚拙なアウトプットにはなりますが。。。

今ここです。
今後もこのような現代アートと交わるような写真作品の制作についても書いていきたいと思います。

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uesan
2012年、突然発症した慢性疲労症候群で治療中。 2016年から好転。 ▶︎目次 https://note.mu/tamagawa55/n/n3efa8f1fcfdc