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本棚を持たない私の「こんな本、買ったよ」写真 2015-2021

本が好きです。

クルマなど大きな買い物とは無縁の人生ながら、本だけは、その時々の自分の関心・好奇心をもとに、あまり制限せず、新刊・古書混合、ジャンル不問、積ん読上等で、あれこれ買ってきました。
ひとりなので、誰も止めません。

本好きとして、こんな

2018.03

本棚のある書斎を夢見た時期はあったものの、私の身の丈では無理だったのと、持ち物が増え過ぎるのを好まない性分もあり、適量だけを手元に置き、売却・寄贈などにより入れ替えながら過ごしてきました。

それが変わったのは、2010年から。
ドキュメントスキャナ購入による本の電子化(断裁→スキャニング )、そして電子書籍(Kindle)利用によって、PCデスク横で寝るような住環境でありながらも、数千冊の本を手元に置けるようになりました。
現状、本棚は持たず、デスク横に並んでいる紙の本は常時10冊前後です。

今回は、そんな私が過去6年間、「こんな本、買ったよ」と、友人向け報告や自分用メモとして、ときどき撮ってきた写真を集めて並べます。

一部とはいえ仮装本棚みたいなもので、基本、自分の閲覧用に書く記事ですが、皆さんが流し見して興味を持っていただける本が1冊でもあれば、嬉しく思います。

※雑誌・ムック・パンフレットも含めます
※小説・ビジネス書など写真点数が少ないジャンルは省きました
※Kindle購入本をフォルダ分け(コレクション機能利用)した状態のスクリーンショット画像もいくつか掲載します。その際、表紙を見やすくするため、端末から削除した状態で表示しています

1)料理・食の本

まず、2015年転勤直後、梅田の書店で出会い、一時期、ぎこちない自炊に力をくれた2冊。

 2015.09

ただただ感謝です。

これに、
『家めしこそ、最高のごちそうである。』(佐々木俊尚)
『一汁一菜でよいという提案』(土井善晴)
『もうレシピ本はいらない』(稲垣えみ子)
を組み合わせると、2015〜17年、「自炊習慣定着期に影響を受けた料理・食の本ベスト5」となります。
これらについては、改めてnoteで取り上げるつもりです。

以下は、実用性を超えて、料理・食の本自体に関心が高まった時期に買ったもの。

2017.10
2018.01
2018.11

改めて、本購入と私の実践が連動していないことを認識しました。

そして現在のKindle画面が、こちら。
時々、並べ替えながら楽しんでいます。

2021.11

前述ベスト5本の1冊『一汁一菜でよいという提案は、最近の文庫化に伴い電子書籍版も出て、新たなあとがき目当てで購入。

『朝10分でできる スープ弁当』『おとな料理制作室へようこそ』は、内容に加え、note発の作家さん著書という点でも興味を持ち購入しました。

『自炊力』は、数年早く出会いたかった!と感じた1冊。
これから自炊を始める方で、副題『料理以前の食生活改善スキル』にピンとくるならば、なんらか参考になる本ではないかと思います。

『365日のパウンドケーキ』は、今春、2回だけ作った頃に購入したもので、まったく活かせていません・・・。

2)映画・ドラマの本

ジャンルまたぎます。

2018.10

右は、当時、ヒップホップ伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』『ノトーリアス・B.I.G.』を配信レンタルした流れで買ったと記憶しています。
この本から出会えた作品も少なからずあり、参考になりました。

特別、ファンではないものの、80年代前半からずっと気になる作品に関する濃厚なノンフィクション。

2017.11

この厚みを見ると、改めて、電子書籍にはない「モノとしての本」の魅力を感じます。

以下2枚は、2018年公開映画のパンフレット。

2018.07
2018.04

上記3本に、インド映画『ダンガル』、タイ映画『バッド・ジーニアス』を合わせると、同年、劇場鑑賞した映画の私的ベスト5となります。
その他、『カメラを止めるな!』、『孤狼の血』、『1987、 ある闘いの真実』、『スリー・ビルボード』、『ボルグ/マッケンロー』等もあり、私には充実した年でした。

韓国映画と言えば、こちら。
濃厚な内容以前に、表紙にやられます。

2021.01


15年ほど遅れて、配信で全話観た流れで、こんな本も古書で。

2018.01

同作品関連では他にも4冊、古書購入したのですが、いずれも申し訳ないぐらいほどの安価。
それだけ大ヒットしていたのだと、再認識した次第です。

シナリオ集といえば、なんと言っても、こちら。

2018.10

収録作品のうち私の目当ては、東映実録路線でもっとも好きな『県警対組織暴力』『やくざの墓場 くちなしの花』の2本でした。
後者で、同じ日活出身・渡哲也と共に名演を見せてくれたのが、この方。

2018.03

歯切れ良い言葉で綴られた時代時代のエピソードを興味深く読みました。
数年前、新宿でライブを拝見することができたのは幸せでした。

残念ながら早逝した名優に関する労作、2冊。
(この写真のみ、購入から数年経過した時期の撮影)

2020.04

そして、今はなき出版社が次々と送り出してくれた、良質な特撮本のごく一部。

2018.03

カバーを外した姿にも配慮されています。

2018.03

ちなみに現在放送中の新作も、配信で観ています(テレビは不所持)。
2006年版を観た際に「生きているうちに、また実写リメイクが観られれば」と思っていたのが本当に実現したことに、少し驚きます。
あっという間の15年でした。

2021.03

同時期にこれだけ出るのは、嬉しい悲鳴・・・。

3)音楽の本

ジャンルまたぎます。

2017.11

特撮と邦楽。
いずれも、自分にとって過去形の趣味となってはいますが、丁寧に作られた本、濃厚な本には今でも手が伸びます。
作品鑑賞も含め、完全に離れることは一生ないと思います。

当然、こういう特集号にも手が伸びます。

2021.07
2018.03

シティ・ポップでは、来月発売の『ジャパニーズ・シティ・ポップ スクラップブック 』(木村ユタカ)も楽しみです。

レコードジャケットの数々と街の記憶が楽しめる1冊。

2021.03


前述のヒップホップ映画を観た時期に、写真への関心もあり手にした1冊。

2018.12


そして、Kindle。

2021.11

Kindleでの音楽本購入は少なめだったので、unlimitedで読みたかった2冊を見つけて組み合わせてみました。
ディスクガイド系の本はずっと好きで、ほとんど聴いたことがない音楽ジャンルも含め欲しくなりがちで、抑制しています。

4)プロレスの本

ジャンルまたぎます。
2冊とも表紙が良く、内容も今年読んだ自伝の中で印象に残りました。

2021.07


昨年、外出抑制し始めた頃の3冊。
これまた同時期発売で、嬉しい悲鳴・・・。

2020.02


資料性が高く、インタビュー他、興味深い記事が多いプロレスムックのシリーズ。

2020.04

もともと、興味ある号だけポツポツ手にしていたのですが、昨年、気になるバックナンバーを選抜して、新刊・古書で20冊ほど集中的に買い集めました(コンプリートには程遠いです)。

リアルタイムで購入した中では、下記2冊がお気に入り。

2018.04

表紙だけでなく、印象的なモノクロ写真が多いシリーズで、写真心もくすぐられます。

そして、このムック連載をまとめたのが、右のぶっとい1冊。

2018.01

佇まいを含め、2010年代のプロレス本では、私的ベスト1です。

そして、Kindle。

2021.11

プロレスも自分にとって過去形の趣味となりましたが、30年前にハードカバーで読んだ『プロレス少女伝説』(大宅壮一ノンフィクション賞受賞)から、今年発売のものまで、興味ある本にはまだまだ手を伸ばします。

5)心に残る2010年代ノンフィクション本ベスト10 &more

最後に、雰囲気変えて、2010年代、私の読書ジャンルとして重要な位置を占めたノンフィクション本です。

2019年末に友人向けに書いたリストをもとにすると、「心に残る2010年代ノンフィクション本ベスト10」は、以下の通りです。

2021.11

と、電子化されていない1冊。

10冊いずれも、感動を期待して読書することのない私が、何かしら感動したことを記憶している本ばかりです。
感動は、内容だけでなく、本が書かれた過程なども含みます。

無理やり順位をつけるなら、
1位
『生きて帰ってきた男 ある日本兵の戦争と戦後』(小熊英二)
2位
『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』(城戸久枝)
『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』(三浦英之)
『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』(深谷敏雄)
で、残り6冊は5位。

『あの戦争から遠く離れて』は2007年作品ですが、2012年に文庫化され、私もそれで出会ったので入れています。
2009年NHKドラマ版(鈴木杏主演『遥かなる絆』)が、NHKオンデマンドにあることに気づき、昨晩、観始めたのですが、中国ロケの雰囲気も含めて、自分にとって予想以上に涙腺にくる感じだったので、いきなり小休止しました。


ベスト10本以外でも、記憶・印象に残るノンフィクション本は多数ありました。
Kindle購入本に限って、今気付く12冊だけ選抜すると、以下の通りです。

2021.11

ベスト10同様に心に残る系の他、背筋が凍る系、好奇心くすぐられる系など、タイプは様々です。


最後に、「2010年代、お世話になった本ベスト1」。

2018.11

2年ごとの改訂にあわせて購入し続けた『地球の歩き方』の中国東北地方編です。

2016.11

短期の大連生活を終えて帰国した2010年以降、中国東北地方を7回、ひとり旅したとき、いつもこの本が手元にあり、ネット情報と共に助けてくれました。

そして、以前の各地の様子が知りたくなり、古書で過去分をすべて揃えてしまいました。

2018.05

これにより、各地の変化だけでなく、掲載対象地域に変化があったこと、途中に編集者さんの変更があったこと等もわかり、本自体への理解も深まりました。

同地方への旅行はnoteでも、いくつかアルバム的に記事にしてきました。
ご興味ありましたら、ご覧いただけると嬉しいです。

まだ、同地方での写真ストックはあるので、年内にいくつか記事化します。
と、自分に言い聞かせて終わります。

以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

<11/21追記>
少し写真追加と入替、加筆修正をしました。