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10月15日立川文庫続き読み後記


週に一度の立川文庫「三好清海入道」続き読みの会。
昼間にとんかつを食べるなど準備は万全。
まくらを考えたり、稽古をしたりもした。とんかつの味を思い出しては笑ったりもした。

この日は幟を立てるためのポールを青山ビルさんに持ち込む為、持ちながらの移動だった。
三好清海の武器は長い鉄の棒。少し気分が出る。
少し動きで悩んでいたところをこの棒を使ってやってみるいいアイデアが浮かぶ。良かった。講談中の長い棒の扱いに困ったら実際に長い棒を持ってみたらいいんだ。気づき。
しかし講談に主人公はやたらと棒を振り回したりどついたりするので、そこまで試してみると手錠がかかる。いい塩梅で。

会場入りして準備を整える。
演劇の団体さんが使っている週間の合間にやらせていただくので、いつもより少しセッティングに手間取ったりもする。
演劇の団体さんの衣装などが吊り下げられていて、それには触れずに作業をしたのだけれど、あれだけの衣装を集めなきゃいけないだけでも大変だ。講談はキモノだけでいいから、楽だよよなあ、僕はそっちのほうが好みだなあ。と思ったり。

準備が完了して何発か稽古をかます。
師匠が来られて稽古を見ていただいて本番。

カライタで「三方ヶ原の物見」をやらせていただく。

開演後、玉山の私講談「玉田玉山物語 英語苦手」を。
玉山が英語が苦手になったきっかけの話。
しかし玉山、英語が得意だったなら全く違う人生になっていたと思う。
今のところ収入的には完全に凶。ここからの巻き返しが期待される。

師匠の講談は「三法師の母」。
摂津山下城の城主の娘、すずが織田信長の長男、織田信忠の子を為し、この子が天下分け目の清州会議において重要な役割を果たす…というお話。

この日のまくらは滋賀の話が多かった。
師弟トークのコーナーでも滋賀話を沢山。
滋賀は面白い土地だ。

玉山の講談は「三好清海入道~弟と会う~」
三好清海が肉親に別れを告げて旅立つ場面。
ラスト、夕焼けに向かって大入道が消えていく場面が個人的にとても好きだ。

師匠は「三好清海入道~由利鎌之助と出あう~」
無茶苦茶な山奥で由利鎌之助と三好清海が出会う場面。清海の可愛らしさ、みたいなのを上手に表現していかなきゃこの話の魅力は伝わらないよな、と師匠のかわいい清海の人物像を拝聴して思う。
二人の喧嘩が早速始まるところで今日は終演。

終わって片づけをして、会場を後にする。
その後師匠にご飯とお茶をご馳走になって解散。

玉山、異様な量の鼻水に苦労をしながらなんとか自宅にたどり着く。悔しい。どうしようもない。絶対に明日鼻が赤い。プレゼントも積んでいないのに赤い鼻をしていては期待外れもいいところだ。鼻を治して明日を迎えよう。

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