10月20日 近鉄文化サロン・スパワールド後記
今日は朝に阿倍野の近鉄文化サロンにて師匠の歴史講座。
早めに入ってチラシなどを準備させていただいた。
今日は新紙幣シリーズということで演題は「津田梅子」。
津田梅子の人生を産まれてから死ぬまでを一時間で知ることができる。
かなり朝ドラ感の強い人物だ、と思いながら拝聴していたけれど、実際に朝ドラになっているみたいだ。それはそうか。中々NHKは出し抜けないものだ。
終了した後、師匠に明日の三好清海入道続き読みのお稽古を見ていただく。
仕草がどうもうまくできておらず、くうう、となってしまう。頑張らねば。
その後、阿倍野から天王寺、動物園前へと移動して、スパワールドへ。
この日はスパワールドのフードコートでの寄席。
スパワールドはハロウィン仕様。スリラーのボサノヴァ風が流れていてとても微妙な気持ちになる。
この日師匠は二公演。
演目は「南光坊天海の正体」と「古今伝授」。どちらも新作。僕は拝聴したことの無い演目。このところ師匠はスパワールドではあまり聞かない演目をかけられることが多い。玉秀斎フリークにはスパワールド、オススメかもしれません。
「古今伝授」は細川幽斎が和歌の専門家で代替不要であることから城を守り切って歴史をも変えてしまう。というお話だけど、この文化の力で戦争を終わらせる、という筋立はもっと昔、江戸時代とか明治にはあまり価値があるようにとられなかったかもしれない。
でも現代だと結構身につまされる話で。
時代によって歴史のエピソードというものが世間に与える価値、というものが変動をする。
だからその時々の「現在」の視点で以て歴史のエピソードを掘り起こしていくことは意味がある。その時期に価値のあるエピソードを物語にして皆に広く伝えるのも講談師の仕事だと思う。そういう一つの道がパッと見えた演目だった。
玉山は「お笑いロウリュウサービス」を二回やらせていただく。汗だくのへとへと。
不思議な仕事だ。沢山しゃっべって扇げるだけ扇ぐ。
うまくやれたらお祭り男になれるんだろうな。
どちらかというと非・お祭り男、いや、反・お祭り男として生きて来たので、お祭りもできる男になるべく頑張ろう。
合間に稽古も二回つけていただいた。
稽古は勉強になる。努力の方向が明確になる。
早く自分で適切な努力の方向がわかるようにならなくちゃならない。
その後、師匠とスパワールドでお別れして駅で再び再開してなんば駅でお別れする。
明日は青山ビルでの続き読み。ぜひご来場くだいさね。大変なことになるかもしれませんよ。