10月8日 多可町公演後記
今日は前日に続いての多可町での公演だった。
前日の夜に睡眠のお供としてバキバキのやくざ映画(『北陸代理戦争』※深作欣二監督・松方弘樹主演。仁義なき戦い北陸版という感じ。かっこよさも笑いも血も外連味も140パーセント。出てくる食べものが全部美味しくなさそう…抜群に面白い)を見てしまったので、血気盛んに起床、師匠とご一緒させていただいてにホテルの朝ごはんをいただいたが、白いごはんをおかわりしてしまった。
新米で凄く美味しかった。
今日も二公演。
午前と昼。
両公演とも600人収容の大きなホールで、三密を避けて間隔をあけての公演になった。
午前中は多可町の小学四年生の方々を対象にした講談講座&講談会。
師匠の司会で小学生の方達と講談を楽しむ、という感じ。
僕も舞台に上がらせていただいてのそのお手伝いをした。
沢山動くので、ピンマイクをつけていただいているのに、ついつい調子に乗ってドラミング動作をしてしまって、巨大な雑音をホールに響かせてしまった。反省。周りが見えない。
最後は師匠が「モチモチの木」を講談で。
モチモチの木であんなに笑いが起こっているのは初めて見た。笑いあふれるモチモチの木だった。
終わってお弁当を頂く。
お弁当のお米も新米だったのだろうか。とても美味しい。
お替りは無い。朝の血気が残っていたら、御飯を探して町に出ていたかもしれない。
ここはぐっと落ち着いて。美味しかった、という気持ちを心に飼ってお昼休憩を過ごした。
お昼からの最後の公演。
僕は「宇治川の一番渡り」の冒頭と「玉田玉山物語 発端」を。
師匠は「左甚五郎 竹の水仙」を。
すごく大きい会場で講談をできたのはすごく良い経験になったと思う。
終わってから駅まで送っていただいて、師匠と一緒に大阪へ。
大阪の古本屋さんで玉田家の伝統にとって非常に重要な古書が出品されていたので、それを師匠と一緒に見せていただく。
古書の価値はわからないけど、一見読めそうだったので、価値がある感じがした。
どうなるのだろうか。
終わってすごく楽しい旅だった。
自宅に帰って妻にお土産を渡して旅の終わり。
明日からは暫く十三で頑張ろうと思う。