8月4日 昼下がりの講談会・講談玉田家チャンネル収録・立川文庫続き読み後記


10時に本町に出て、2時間ほど作業をする。進捗はあまりよくなかった。
腕組みをしている時間が長く、あせもばかりが進捗。悔しいことである。

12時30分には平岡珈琲さんに入らせていただいて、準備を整える。
毛氈を机にまきつけたり、照明を調整したり、椅子を塩梅したり、誰にも見られていないのを確認して変な顔をしたりしてそれを句読点としながら。

師匠が入られて、お客様も来られて開場時間。
カライタで「明智左馬之助湖水渡り」をさせていただいた。
久しぶりに人前でさせていただいた。お稽古はしていたけれど、どうにもあがってしまう。
修羅場は途中で見失うと、それはもう冬の外海のように遭難なので、最後までいけてよかった。久しぶりにやるとこの緊張感がある。

その後、前座で出させていただいて「玉田玉山物語 専守防衛」を。
玉山の悲しい気持ちを講談にした。胸を刺す思い出のその鋭利を武器にして立ち向かうつもりで。

師匠は「山本五十六」をされた。
戦争シーンを聞くとなんだか心が高揚した。
第二次世界大戦後、占領軍は講談を禁止したらしいけれど、その理由がわかった気がした。
講談のリズムが戦闘シーンにある意味危険な高揚を産んでいた。
何か大きいものに利用されずに、娯楽として消費されていくのならば、それは素晴らしいことだと思った。

会が終って愛日会館さんに日程の確認をしたり、師匠とお話したり、なんだかんだあって青山ビルさんに入って動画撮影。
今日は師匠が1分講談を7本。怒涛の撮影となった。
師匠の顔が白とびしないように、iPhoneの画面の師匠の顔を撮影のたびにタップすることになり、なんだか申し訳ない気持ちになる。
ギリギリに撮影が終って立川文庫続き読み開場時間になる。

(カライタ 「三方ヶ原の物見」 玉田玉山)

講談玉田家ラジオ公開収録 玉田玉秀斎 玉田玉山
「玉田玉山物語 ゴーフル」 玉田玉山
「右と左」 玉田玉秀斎
「霧隠才蔵 弱虫勘兵衛」
「霧隠才蔵 葉が立たない男たち」

という流れだった。
今日はラジオでコンビニ・トイレの話ができて良かった。
僕の思いを師匠に引き出していただいた。全世界に僕のトイレに関する思いが広がってほしいものだ。

終って片づけをして師匠と梅田まで歩く。
来週は立川文庫続き読みはお盆休み。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?