食と音楽をお届け”OMOMUKI”@新風館
きっかけ
新風館にてごはんと音楽を楽しむイベントを開いてきました。
元々友人のビートメーカーのShona.と、「食も音楽も、どんなことも自分の好きを感じながら楽しめるような機会を作りたいね」と意気投合したことから「OMOMUKI(趣)」という活動体でこれまで2回イベントを開いてきました。そんな活動を見てくれていたクラフトビール屋のToraが「京都でもやらない?任せるからなんでもやっていいよ!!」と誘ってくれたことから、イベントがスタートしました。
場所は京都の新風館に佇むクラフトビール屋DIG THE LINE BOTTLE & BAR。京都の土地らしさと、私たちのスタイルを最大限に表す場にしたいと考えていたときに”ノスタルジックな斬新さ”がいいコンセプトになるね!と。京都は古き良き伝統が残る土地で、これまで積み重ねられてきたものの良さをリスペクトすると同時に、新しさを感じられる場にしたかった。文化は古き良きをそのまま残すのではなく、作っていくもの。だから若い世代から、今のカルチャーを感じる場を作れるといいなあと。今回は懐かしいけれどどこか新しい、そんな空気感に包まれるような、小料理と音楽がミックスされた空間になりました。
小料理
京都を拠点に料理を作るメンバーを迎えました。料理旅館で修行後フリーランスにて若い世代がカジュアルに食べる和食を目指すsisiと、発酵をベースとした手作りの食を用いて、未病を癒す活動をするyoshida asukaと、食の豊かさを探求するHaruna Tamaki(わたし)の3人が集いました。
sisiは京都のギャラリーで複合施設のkumagusukuで定期的に料理を作っていて、yoshida asukaは祇園嵐山にある発酵食堂カモシカのオーナーをしていて、京都をベースに料理の道を進んでいる2人。音楽や芸術などカルチャーにも関心を寄せている感性豊かな2人と一緒にできて感激だった。
料理を通して感じとって欲しいものがある。そこで、土地や季節を大切にした、ここだから食べられる京都らしい一皿にすること。そして食べる時に家庭の味を思い出したり「なんだか落ち着く」と思うような懐かしさと、それと同時に、初めて食べる食材や組み合わせに発見があったり、好奇心をくすぶられたりするような、新しさを感じられるようにすること。そんなことを意識して一皿を合作してつくりました。
・大文字プレート
春野菜のポテトサラダ/京野菜花菜といちごのマスターの和え/唐揚げ ぬか漬けタルタル
・鴨川プレート
焼鯖 カリフラワーソース/京せりと八朔 山椒ソルトマリネ/ できたて厚揚げ わけぎ醤油
ごはんものにはおむすびと丼を。
asukaちゃんが自分で採ってきた梅で作った自家製梅ぼしと、九条ネギ味噌のおむすび。鶏と豆腐と卵のそぼろ丼を作りました。
日本人に馴染み深いおむすび。具材には丹精こめて作った自家製梅ぼし(青梅のため色が青色!)と、京野菜の九条ネギを。馴染み深い梅干も手作りで作れること、そして作り方次第で味や見た目も異なること。九条ネギもほかのプレートでも京野菜を使ったのは、食からその土地らしさを感じられるのがいいと思っているから。京都らしさと地産地消を楽しんでもらいたい、そんな想いを込めていました。
懐かしくほっとする味。おむすびもそぼろ丼もそんな味がいい。
お菓子は、木の芽と3種のみかんじゅれ、いちごみるくアイス。春の可愛らしさと甘酸っぱい柑橘から、春の訪れを感じさせてくれたお菓子になりました。🍨
音楽
Shona.率いる音楽チームに1日かけて、jazz, hip hop, house, ambient, とジャンルレスに音楽を流してもらいした。DJのメンバーたちも様々で、音楽セレクトをするShona.を始めとし、バンドや、京都の老舗クラブなどで様々に活躍する皆さんに音楽を流してもらって、終始カッコよかったな。。方向性に彩りがありながらも感覚を共有できる人たちだから一体感もあって、個性が共存してぎゅっと詰まった魅力的な場になりました。ご飯チームは贅沢に音楽を浴びながら料理を作っていて、キッチンがダンスフロアのようで、1番ごはんと音楽を楽しませてもらっていたかも。食と音楽を交わらせる空間ができて感激でした。当日の様子をリールにまとめたので観てね。
直前に飛び込みでDJしてくださることが決まり、京都で活躍されてる3方にも急遽来てくださいました。(Tomさんもありがとうございました)
思うこと
食と音楽と、心赴くままに楽しむ機会を作りたかった。私も最近音楽を聴くのが好きになって色んなジャンルを聴くようになったのだけど、食も音楽も何事においても、直感を持って好きなものを選ぶ感覚だったり、”いい”と思う感覚を養い続けたい。そう思っていることがこの場を作ることに繋がってます。飽食と言われるように日本ではどこでも手軽に食べ物が手に入り、音楽もいつでもどこでも聴けてファスト消費ができてしまう今。モノや情報が大量にあって、価値観も多様な中で、何をいいと捉えるか?その人の感性が問われると思うからこそ、私たちもいいと思うものをお届けしたいし、その感覚を一緒に探求していきたいな。そんなことを思ってます。
京都の思い出
ごはんを食べに来た人、ビールを飲みに来た人、音楽を聴きに来た人、それぞれが心地よく交わっていて最高の空間でした!
またの日をお楽しみにっ
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