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主体的に取り組みたくなる課題の設定と教科横断型授業の備忘録

※タイトルにもあるように僕自身のための備忘録です。でも、書いていて先生方の授業アイデアのネタになるんじゃないかなって思いました。読んでみてコメントください。

「教科で学んだ知識を実生活に落とし込む」もしくはその逆、
「実生活で使う形にして教科で扱う」が大切。

そのために、
学んだ知識を活かせるような実生活に近い場(課題)を設定すること。

主体的に取り組みたくなる課題の設定

例えば、
「好きな歌詞・言葉がなぜ心に響くのか?」という課題を設定し、
教科書にある作品で課題解決のために必要な事項(「知識・技能」と「読むこと」)の習得を図り、各自の「好きな歌詞・言葉がなぜ心に響くのか?」の答えを探る。

「最高の思い出になる旅行プランを提案しよう!」という課題を設定し、
自分の家族が「旅行に求める条件」に応える形で旅行プランを考え、プレゼンテーションする活動を通して、「知識・技能」と「話すこと・聞くこと」の習得を図る。プレゼンテーションは動画に残し、実際に家族に見せ、フィードバックをもらってもいいだろう。夏休みや冬休みを利用して、プランを実行してもらえたら、教員が百の言葉を尽くしても学ぶことができない学びを得ることができるだろう。
家族が考える「旅行に求める条件」はGoogleフォームで集約、端末で各々のプレゼン動画を録画し家族に見せる。フィードバックもGoogleフォームで。

教科横断型授業のアイデア

より実生活に近い場面の設定を行うために、他教科と連携する、そういった授業を実践したい。ここに記すものはアイデア、つまり未実践のもの。備忘録なので。国語科と他教科という視点。

そのために、
発想を広げる。
知識や能力をつなげる。
世の中にあるすべてのものを分解して考える。
などをすると、アイデアを閃くかもしれない。

+音楽科
卒業式で自作の歌を歌う。
国語で作詞。音楽の授業で作曲。
一人ワンフレーズなど、全員が関われるないと意味がない。
「代表者数名の作品」ではダメ。
自分たちの学びが「形」になる経験。卒業式という場を自分たちで作ったという経験。
この実践を成功させることが僕の夢。

+美術科+技術科
国語で作詞。ゼロからは難しいかと思うので、生成AIの力を借りる。
技術科でMV作成。
美術科でフォントの意味や色、デザイン等について。
言葉は表現の一つの手段であり、感情を「言葉」に乗せること、デザインに乗せること、表現すること、を通して深く学ぶきっかけになってほしい。

+社会科
作品を読み深めるために、歴史や社会的な背景を絡める。歴史や社会的背景を知ることで想像の幅が広がる。

+数学科(+理科?)
メロスの走った距離、時間を計算する。
源氏物語「扇の的」を実現するための角度の計算方法。
(文章から条件を仮定し、その条件に沿って答えを求める)

+体育科
「自分を奮い立たせる方法を探る」
「言葉や歌の力で勇気づけられる経験」を体育(体を動かす)で行う。
これはただの思いつき。うーん…。
でも、メタ認知が進みそう。
「自分は「〇〇」で元気になれたから、それを動きにすると…。」みたいな思考と行動のループ。
「登場人物の行動から心情を想像する」にも生きるか?
いいと思うんだけど…。

+英語科
「〇〇の魅力を英語圏の人に伝えよう」など自分の書いた文章を翻訳し、表現することがメインになりそう。

+家庭科
絵本作成。
これはすでに家庭科で実践されている取り組みだそう。そこへ国語科が介入する形。
いくつかの絵本を読んでみるとわかるが、リズムが、言葉選びが抜群だ。
言葉にこだわって。対象年齢に合わせて。表現技法を駆使して。
保育園と連携して、実際に園児や保育士からフィードバックをもらってもいいかもしれない。保育士養成課程の学校と連携して、合同で絵本作成をしてもいいかもしれない。

実践のためには…

総合の時間に行う?
子どもたちが「教科横断型の学び」を自ら組み立て・提案してもらって、学年職員それぞれが必要とされる場所にアドバイザーとして参加する?
例:作詞・作曲・MV作成・公開までやりたい!
 →国語科・音楽科・美術科・技術科の教員が関わる。
  幼稚園で採用されるダンスを考案したい!
 →家庭科・体育科の教員が関わる。

僕自身が、他教科に暗いためなかなか良案が浮かばない。

より「生きた力」にするためには必要なこと

知識を学ぶだけでは終わらない、活用の場面を考えた時、教科横断型授業は欠かせないと思う。
実生活では、知識は繋がり合うし、繋がり合うから広がるし深まる。
実践のために壁は多くて高い。
でも考えることを止めない。

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