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憧れの人
僕はまだ若い。
若いとはどういうことだろう
可能性に満ちていることか
生きていくことの厳しさを知らないことか
あるいは
夢を抱いていることなのか。
僕が若いのは
心のなかに
英雄がいるからだ。
その英雄像が
成長していく人格に
影響を及ぼすのだろう。
曹操が多くの才能を心から愛し
カエサルが大衆から信頼された
その姿すがたに
僕は憧れている。
聖人君子にはなれなくとも
青年が憧れる英雄になれなくとも
凡才は凡才なりに
粘り続け
亀のごとく歩むのみ。
志は高く、
頼山陽は云った
「千載青史に列するを得ん」
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