塾講師をやっていて思ったこと
今では高校進学が当たり前となって、大学や専門へ進学する人の割合も増加している世の中ですね。
今までよりも”学力”を身に着けることを重要視している親御さんもたくさんいることでしょう。
そんな中、塾講師をやっていて気づいたことを手短に書いてこうと思う。
1つ目:良くも悪くも賢い子が増えている
まず言葉遣いが非常に丁寧である生徒が多かった。話も理路整然としていて、自分の言いたいことをしっかりまとめられているのだと感じた。
次に、スマートフォンの普及による弊害なのかは分からないが、変に知識があるせいか、大人に対しての態度が少し考えものであると感じる生徒が散見された。話を聞いていれば、やれ学校の先生と喧嘩した、やれテストの採点で先生に切れたなど…「子供なら普通にありそう」だと思ったが、自慢げにこのことを話すのだ。思春期の子供なら仕方ない気もするが、どうあれ身近な先生も”他人”だ。言葉がキレる分、感情に任せず言葉を選んでもらいたいものだ。
2つ目:全体的に学力が落ちている
これは地域差があるだろうが、私の勤めていた地域では全体的に学力が落ちているように感じた。当然賢く学力の高い生徒もいる。反面、極端に勉強のできない生徒もいた。
単なる偶然かもしれないと思うが、「定期テストの点数が大きく下がっているのに学年順位の変動が小さい」ことから、学力の低下は想像できるものになるだろう。
特に数学は抽象的なことも多く、理解できない生徒が増えている気がする。身近なものに例えながら解説すれば問題を解けるのに、文字や数字で問題を考えてもらうと途端にできなくなる…
中々難しい話ではある…
3つ目:生徒の親は本当に教育熱心なのか?ということ
高い授業料を支払って自分の子供を塾に通わせる親御さんたちには、必ずしも教育熱心な親なのだろうかと考えたが、これは間違いだろうと感じる。
授業をしていて思ったのが、「”学ぶこと”を知らない生徒が多くないか?」ということだ。”学び”は、ここでは「学問の勉強のみならず、教養や知識として自身を形成する糧を得ること」と考えていただきたいのだが、この”学び”に乏しい生徒が多すぎる。
こういった”学び”の大切さは大人になってからわかる事も多いだろう。子供がそれに気づくには荷が重いと考えるだろう。
その通りだ。子供が”学び”に意義を見出すのは稀であると思う。しかし、だからこそ”学び”が大切だと知っている大人が、子供に伝えるべきなのだと考えている。
この観点で、子供に最も身近な存在である親が、その”学び”を子供に教えていないのではないか?と感じることが多いのだ。
教育熱心であるのなら、”学び”の大切さを、自身の経験や子供が興味を持っている事柄と紐づけて、是非とも伝えてあげて欲しい。そして、子供の「なぜ?」を引き出して、自分から学ぼうとする姿勢を作ってあげて欲しい。
学校や塾では教えきれないことを、親は教えてあげるべきだ。
……………….
…と、長々と書いてみたが、
殴り書きかつ駄文で読みにくくなっているかもしれない。
ここまで読んでくれた人には感謝を。
塾講師をやっていて気づいたこと等、もっと書ければいいなと思う。
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