人生初の北海道・札幌の旅【2日目】 食べて、歩いて、歩いて、食べて
大好きなバンドのライブのために、人生初の北海道は札幌の旅に出たわたし。今回は2日目のお話。
ちなみに1日目はこちら。
2日目のメインイベントは、何を隠そうライブである。そのほかは円山公園に行く以外はなにも考えていなかった。
なので、親切にもホテルの部屋に置いてあったガイドブックをパラパラ見ながらどこに行くか思案するところからスタート。
即興で作成したルートがこちら。
場外市場で海鮮丼→羊ケ丘展望台→大通公園とその周辺→円山公園→ライブ
海鮮丼を食べてきれいな風景が見るのがテーマ。途中、飛び入りですすきのが加わった。
場外市場で海鮮丼
奈良から北海道にやって来たわたし。海なし県の民がここに来て海鮮を食わずして何をする。というわけで、場外市場へ。
ただ、海鮮丼の店もいろいろあるし、店先にはメニューの写真がたくさん並んでいるしで、情報量が多すぎる!決められない!結局は一番入りやすそうだと感じたお店を選んだ。
海鮮を食べたいと言っておいてウニとカニが苦手なわたし…。そして豪華なものはそこそこお値段するのと、朝ご飯ということもあり、ちょっと控えめな丼に。
でも、さすがお魚はおいしかった。そう、おいしい魚が食えればいいの。厚みもあるし脂ものっている。海なし県民には羨ましいかぎり…。
ちなみに、日曜の8時台だと人はまばらで、9時頃になるとにぎわい出していた。私のようにお店の人に声をかけられるのが苦手という人は、人が来はじめる時間の方が紛れられると思う。
羊ケ丘展望台
お次は、かの有名なクラーク像のある羊ケ丘展望台。ホテルのガイドブックで見て、きれいな景色が拝めそうだったので行ってみることに。
緑の丘と、札幌の街が一望できる。
景色を楽しめるほか、さっぽろ雪まつりの資料館や、クラーク博士の記念館もある。
軽食がとれる休憩所もあり、外があまりに寒いので一時避難。そこで白い恋人ソフトクリームを見つけてしまい、寒い寒いと言いながら北海道らしさに負けてつい買ってしまった…。
大通公園とその周辺
丘から街に戻ったあとは、大通公園へ。札幌を検索するとだいたい写真が出てくる、シンボル的な公園だ。
ただ、よく見る写真はたぶんテレビ塔の展望台から新緑の季節に撮ったものだと思う。当然ながら初冬に地面から見てもあの景色にはならない。
とはいえ、その名のとおり街をつらぬくでっけぇ公園なので歩きがいはある。クリスマスマーケットの準備中だったようで、ところどころクリスマス仕様になった公園を拝むことができた。
予報どおり雪のちらつくなか(寒い…)、ひたすら大通公園を歩きつつ、近辺にあるスポットに寄り道。
実際見たら大した事ないと聞いていた時計台。うん、なるほどそういうことか。たぶん高い建物に埋もれているのがよくない…笑
赤レンガの旧庁舎はまさかの工事中…。でも、庭園の紅葉がとてもきれいだった。今回の旅でいちばん好きな景色かもしれない。
ふたたび広ーくて長ーい公園を歩いて歩いて歩きまくり…
ついに大通公園を完歩!
すすきの
歩きまくってさすがにお腹が空いたので、ここらで昼ごはん。札幌ラーメンが食べたいと思っていたら、すすきのにラーメン横丁なるものがあるらしい。
繁華街に用はねぇと思って当初は行くつもりをしていなかったが、お腹が空きすぎて考えている暇もない。さっそく地下鉄でGO!
駅に着き、地上に出た瞬間、街の音が違う。あぁ、これは繁華街だと分かる音。関西で言うなら、道路が広い難波・心斎橋エリアという感じがした(関西人には伝われ…!)。
ラーメン横丁は「元祖」と「新」の二つあるようだが、今回は元祖の方に。
その名のとおりラーメン屋がひしめき合う細い通り。昼過ぎの中途半端な時間で人が多くなかったのもあるかもしれないが、そんな入りにくい雰囲気ではなかった。
頂いたのは味噌コーンバターラーメン。しっかりしたお味ながらバターもしつこくなく、おいしかった。空いた腹と冷えた体に満ち満ちてゆく幸せ…。夢中で食べていたら写真を撮り忘れた。
円山公園
ラーメンでお腹も心もいっぱいになり、目当ての円山公園へ。
この旅でことごとくいえるのは、わたしがガイドブックで見たのは春とか初夏の新緑の景色であって初冬に行ったところで同じ景色が見られるわけがないということ。季節を全く考えてなかった。
完全にこちらに非があると分かりつつ…
なんか思ってたんと違う(笑)
でも、まぁそれもテキトー旅のよさか。
そして、ぶらぶら公園を歩いていたら「北海道神宮」という、またえらくスケールがでかい名前の神社につながっていたのでお参りに。
ほんとは公園でゆっくり本でも読もうかな〜とか呑気な計画を立てていたが、寒くてとてもそんな気持ちにはなれず。しばらく散策してライブ会場に向かうことにした。
というわけで、ライブ前に、たらふく食べていっぱい歩いた2日目。とにかく歩いて全身でその場所を感じ、その土地のおいしいものを食べる。それが、わたしの好きな旅のスタイルなのかもしれない。
ちなみに、歩きまくってヘトヘトだったものの、やっぱりライブは別腹。思いっきり楽しんだし、終わったあとの余韻もまぁすごいこと。2日目の最高の締めくくりになった。