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人生初の北海道・札幌の旅【3日目】 余白と余韻の最終日
ライブのために訪れた人生初の北海道。2泊3日の札幌の旅も、いよいよ最終日のお話。
1日目と2日目のことは、こちらに。
見たかったところもライブも2日目に堪能できたので、3日目はゆっくりお土産を見て、空港でまったりという予定で、かなり余裕をもたせた。
余白の時間を北大の紅葉で彩る
3日目の朝。予定どおりゆっくりのんびりお土産を見るべく、チェックアウトを早々に済ませて札幌駅に。
しかし、ちょっと早かったようでお店が開いていないという。早すぎると逆にそういうことが起こるのか…。そこまで頭がまわってなかった。
カフェで朝ご飯を食べながら、時間あるしなんかないかなぁ〜、紅葉きれいなとことかないかな〜、と思ってちょこっと調べてみたら、北海道大学のイチョウ並木がきれいらしい。
というわけで、さっそく行ってみることに。
北大は大学でありつつ観光スポットにもなっているようで、学生や職員らしき人とともに、わたしのような観光客っぽい人もけっこういてなんだか不思議な感じ。
「クラーク像」とか、見どころ的なものの案内板もあって超親切である。
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案内板を見ていると、ポプラ並木や花木園なるものも見どころになっているよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1701077554489-xXX2x6AaPo.jpg?width=1200)
そして、お目当てのイチョウ並木。
![](https://assets.st-note.com/img/1701077555206-AmPuqXtFB1.jpg?width=1200)
いちばんの見ごろは過ぎてしまっているけれど、それでもこの長さの並木はなかなかのもの。落ち葉が絨毯のようで、それもまたきれい。
ただ、イチョウ並木はぎんなんロードとほぼ同義だということをすっかり忘れていた。何を思ったか歩を進めてしまったが、そこら中ぎんなんだらけ。もう踏まれきっていて靴にはつかなかったけど、においがね…。
イチョウ並木は歩かなくていい。
見るだけがいい。
空港で余韻に浸る
さて、そうは言いつつイチョウ並木を歩いて抜けて札幌駅に戻る。無事にお土産を買って空港に。
札幌駅から空港に向かう電車から見える景色がまたよい。今回ライブに行ったバンドの音楽とよく合う。
空港に着いてからフライトまでかなり時間に余裕があったが、それも作戦の内。新千歳空港にもグルメやら展望スペースやらいろいろあるようだったので、そこでゆっくりする算段である。
とりあえず、お昼はふたたび海鮮丼。海のない県に帰ってしまうので、最後に海鮮を味わっておきたいというわけ。
![](https://assets.st-note.com/img/1701077554166-2S1RiPqLYn.jpg?width=1200)
ネタはやっぱり場外市場のほうがしっかりしていたかな。でも、場外市場よりかはお財布にやさしく海鮮を食べられるのはありがたいし満足。
お昼を食べた後は、チェックインまで展望スペースでひたすらぼーっと景色を眺めていた。(ちゃっかり空港ソフトも食べた。限定品に弱い。)
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景色を眺めながら、
「もう帰るのか~。なんか寂しいな」
と、ひとりしみじみと感傷にひたっていた。2泊3日の短い旅ながら、しっかり名残惜しい。
短い旅だから、スケジュールをぎゅうぎゅうに詰めてギリギリまで余すことなく楽しまないともったいないのかもしれない。でも、わたしにとっては、こうして旅の余韻にひたる余白の時間があるというのが何にも代えがたい。
さて、いよいよ時間になって飛行機に乗り込む。窓側の席だったので外を見ていると、雪が降り始めた。しかも、なかなかの強さ。なんだか、北の大地がさよならを告げているようだった。
「また来るよ」
そう心の中でつぶやいて、北国をあとにした。
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ただいま、関西。その後
そんなこんなであっという間の2泊3日の旅。
わたしが北海道に行っている間に、関西もすっかり冬になっていた。札幌で冬の予習ができたつもりになっていのに、関西が思ったより冬でむしろ混乱してしまった。
その後のわたしはというと、思いのほか北海道にはまってしまっている。なんなら、行く前より「北海道に(また)行きたい」欲が強い。
「次はいつ行けるかな」「こんどは十勝に行きたいな」「車窓からの景色を楽しむ電車旅もありでは?」などと考えては浮かれている。
北海道のことをもっと知りたいという気持ちも出てきて、地名のことを調べてみたり、一冊ガイドブックを買って読み尽くしてやろうかと本屋をうろついたり。
あとは、スーパーとかで北海道産のなにかがあるとやたら反応してしまう。分かりやすく影響され過ぎである。
おまけに、北海道が舞台ということで『ゴールデンカムイ』のアニメを見始めたら、まんまとハマってしまった。こうなったら聖地めぐりでもはじめてしまうかもしれない。
そういうわけで、旅の余韻は帰ってきてからもずっと続いているし、再訪への熱は高まるばかり。2泊3日の旅行はいったん終わってしまったが、北海道をめぐるわたしの旅は、きっとまだ始まったばかりだ。