アラジン
あらすじ
砂漠の王国で相棒の猿と自由気ままな毎日を送る青年アラジン。生活は貧しかったが、その心はダイヤモンドの原石のように清らかだった。そんなアラジンはある日、市場で泥棒の疑いを掛けられていた若い女性を助ける。実は彼女は王宮をこっそり抜け出した王女だった。
感想
オリジナルのアニメ版を見たのが随分小さい頃でほとんど記憶にないから、実写版も抵抗なく見る事ができた。
ミュージカル映画だとは知らなかったので、急に歌い出した時はびっくりしたけれど、どの曲も最高に良かったし(ジーニーに操られた)アラジンのダンスが素晴らしく、映画を見終えた後には再度ミュージカルシーンのみを見返した。
先述した通り、オリジナルのアラジンのストーリーは記憶していないのでそれとの比較はできないけれど、ジャスミンがプリンスとなる男性に頼る事なく自らが国王となり国を収めようとする姿勢の描き方が、アップデートされたジェンダー感だと感じとても好きな点だった。
自分が小さい頃に感じていた『プリンセス像』といい意味で乖離しているので、作品の面白さ以上にこの点に良い印象を持った。