息子は、あさがお。
うちの息子は『アサガオ』みたいだ。
ようやく花が咲いた!と思ったら、あっという間にしぼんでしまうところとか、そっくりだなぁと思う。
うちの小2息子は、ご近所さんに『ガラスのハート』『豆腐メンタル』と言わしめる心の弱さ。※ちなみにメンタル激弱なところは私似。
幼稚園の頃から「○○するのはイヤだ。どうしてしなくちゃいけないの。」「△△には行きたくない。」と言い、やる気スイッチが本気で見つからない。
誰か。あの子のスイッチ、見かけませんでしたか。一年中探しています。
でも息子にも良いところはたくさんあって。
自分が「これだ!」と思ったものには猪突猛進。(ちなみに、この時は自動でやる気スイッチが入っている。センサー式なのか?)
ゲームや工作などで、コツコツと集中力を発揮する職人気質。
さりげな~く人に優しかったり(ティッシュが無くて困っている人に、無言で自分のティッシュを渡してそのまま去っていくようなイメージ)。
マイペースな性格だけど、動きは結構機敏で意外とスポーツ大会などで活躍していたりする。
家では泣き虫でおこりんぼだし、叱られてばかりだけど、外では一応うまくやっているらしい。
幼稚園や小学校の先生から聞いてきた話によると、日々の行いは悪くない(らしい)。むしろ真面目過ぎる程に真面目。そして最近は少しずつだけど、心が強くなってきた…気がする。
そんな息子も先月誕生日を迎え、8歳になった。
真夏の暑い時期に生まれた息子は、夏を代表する花である『ヒマワリ』…。というよりは『アサガオ』。
ヒマワリ と アサガオ は同じ夏の時期に咲く花だけど、全く性質が違う。だから育てる方法も違う。それぞれ適した方法じゃないと、元気を無くしてしまいますよね。子育ても同じ事が言えると思います。
という話を、以前とある先生から聞いた。
このお話を聞いて、すぐ
「あ、息子は アサガオ だな。」
と思った。
私の頭の中にイメージが広がる。
それ以降、息子が アサガオ にしか見えないのだ。(ホンマかいな)
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たくさん太陽の光を浴びて育つ、ヒマワリ。太い茎をぐんぐん上へ上へと伸ばして、全力で1つの大きな花を咲かせる。花が咲いたら太陽を追いかけていく姿は、強く華やかで美しい。
対して、
細く繊細なツルを伸ばして育つ、アサガオ。支柱を用意してやるとそこにどんどん巻き付いていき、やがて花を咲かせる。その花も繊細で、朝方咲いたと思ったら、昼過ぎ~夕方にはもうしぼんでいる。だけど、どんどん次の花を咲かせる姿は、儚く健気で美しい。
どちらの花もそれぞれに魅力があって、私は大好きだ。
でも昔は、ヒマワリみたいな人が一番良いんだと思っていた。子どもに対するイメージも、ヒマワリで想像していた。
実際、現在小4の娘(第一子)はヒマワリみたいな子だったから、娘と息子(第二子)の違いに私は長い間戸惑っていたように思う。
「こんなにすぐ泣いたり、些細な事でしょげてしまう、この子は本当に将来大丈夫なのだろうか?」と本気で心配だった。
でも現在、成長中の息子を見て感じる事は
アサガオみたいに、すぐしぼんでも良い。ヒョロヒョロと繊細でも、したたかにツルを伸ばして、何度も新しく花を咲かせて欲しいと思う。
だから今は私が毎日水をやり、手入れをする手伝いをしよう。変な方向に伸びたツルを直すのは難しいし、一苦労だけど…。
いつか息子が、自分の花の育て方を習得できると良いなと思う。いや、習得してくれないと困る!!
そんな事を改めて思った。
息子、8歳の誕生日おめでとう。
繊細で、泣き虫でおこりんぼだけど、人の気持ちを考えられる優しい心を持っているあなたが大好きです。
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今年6月に息子が、去年学校で育てていたアサガオからとれた種をまいた。
途中からほとんど私が水やりしていたけど…
なかなかキレイです。