うまくいかない日にはアマイモノを。
朝起きると頭が痛い。
夜は何だか眠れない。
時々うまく息ができない。
深呼吸すれば良いのかな？深く息を吐いてみるけれど、少ししか吐けない。
浅い。浅いなぁ。
意識的に息を吸うと心臓の鼓動を感じる。
どくどく。
肩も背中も痛い事に気付く。
みしみし。
何だか苦しい。
私は上手く息もできないのか。
あー、つらいな。
吸って吐いてまた吸って、
整える。
整えコノヤロー。
みんなが上手くいっているように見えて、つらい。
私も頑張ってる。(はず)
でも、上手くできない。
＊＊＊
1月の下旬頃から、年度末のアレコレがたくさん重なった(主にPTA関連)。もともと要領の良くない私だが、なんとか1つずつこなす。
精神的にしんどくなって、気持ちの整理のために何度かnoteを書こうとしたが、書けなかった。自分の気持ちを表す言葉が出てこなかった。
なので、ショートショートという短い410文字ほどの物語を書いた。こういう時、創作はありがたい。話を作ろうと集中している間は現実を忘れられた。
そんな感じで何とか心のバランスを保っていたが、いかんせん土台がグラグラなので、少しのトラブルで崩れた。
楽しいはずのnoteを見るのもツラくなってしまった。
これは、まずい。まずいなぁ。
頭では対処法もやるべき事も分かっている。ただ、気持ちが付いていかない。
私の心は一時停止したが、それでも明けない夜は無いし、朝は必ず来るし、毎日は止まらず回る。世間話に愛想笑いするし、ご飯は3食作るし、掃除機かけないとホコリで鼻が死ぬのだ。
生きるって大変だなぁ。
心と体をつなぐのって大変じゃない？
たまに別々にできたら良いのに。
と、しょーもない事を考えながら日々を過ごす。
そんな私に、嬉しい出来事が。
ボケット喫茶室で購入した、お菓子セットが届いたのです。
箱を開けたら、いつも拝見しているsuzuさんのお菓子たちが入っていて。
私はそれを見て何だかホッとしてしまった。「ああ、suzuちゃんだなぁ～」と思って、少し泣いた。
1つ1つ丁寧に作られたお菓子。
このお菓子がsuzuさんの分身のように感じた。
私は真っ先にミニチョコパウンドを開けた。
実は注文したときから狙っていた。
これ、絶対うまいやつ。
「届いたら子ども達と分けて食べようかな～」などと思ってたけど、今、一人で食べたい。私には今すぐアマイモノが必要なのだ。
フォークですくうと、ほろっと崩れる。儚い。これ絶対うまい(確信)。
何だか食べるのがもったいなくて、しばらく眺めていた。
正気に戻って、ひとくち食べる。
甘過ぎない、ビターなお味。
ほろっとしてるのに、食べたらしっとり。
めっちゃチョコを感じる。濃厚。
時々クルミも顔を出す。
ああ。おいしい。
食べ終わりたくないよ。
なんだか元気をもらえたような気がした。
＊＊＊
別の日。
またこっそり一人で、ほろほろスノーボールをいただく。
スノーボール、すき。
これも絶対うまいやつ。
口に入れた瞬間から甘い！
さく…ほろ…ほろろっと溶ける。
糖分が脳に染み渡っていく。
噛みしめる。すこしの塩味がたまらぬ。
いくらでも食べれそうな気がする。
美味しい。
しあわせだ。
また少し、元気をもらった。
＊＊＊
別の日。
次は子ども達と、メープルグラノーラをいただく。
たっぷり入っていたので、みんなで分ける。
「あっ、これ前に食べたやつだ！」
「やっぱおいしい！何か他のとは違う」
「また買ってねー！」
実は一年ちょっと前にもこちらのグラノーラを食べる機会があった我が家。そうなのよ。suzuちゃんのお菓子は美味しいのよ。分かってるじゃあないの。子ども達よ。
自分が作ったわけじゃないのに、何だか誇らしいような気分になる。
劇的に何かがうまくいったわけでも、忙しい日々が変わったわけでも無いけれど。
お菓子を食べることで、少しずつ、少しずつ、自分の気持ちが上昇していくのが分かった。
ありがとうアマイモノ。
ありがとうsuzuちゃん。
あなたの素朴で丁寧なお菓子に、元気を分けてもらいました。
うまくいかない日は、やっぱりアマイモノに限る。現実の問題が解決するまで時間はかかりましたが、おかげさまで今はすっかり元気です。
また食べたいな。
とてもおいしかったです。
ごちそうさまでした。
suzuさんのお菓子販売についてはこちらに…↓
たくさんの人の想いが読めるnoteが、やっぱり好きだなぁ。
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