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最後に笑いあったのはいつ?産後の夫婦不仲がよくなる考えかた

口を開けば不満ばかり。
喧嘩が絶えなくなったのは、いつからだろう。
気がつけば…では…ない。

そうだ、妊娠してからだ。

「こんなにも体の変化に動揺しているのに、どうしてあなたがイライラしているの?」

ふとしたことをきっかけに、夫婦間の溝は深まるばかり
産後も、子育てが本格的にはじまってからも、もうずっと。
はあ…無理。うんざり。


こんな状況は、考えかたを変えて立て直そう。

思うように変えられるのは、自分自身だけだ。

理想を押しつける前に、胸に手をあて、考えよう。
これまで相手にむけていた力を、ちがう方向で使ってみよう。

自らを知る努力は、しているだろうか。
わからなければ、正しくは伝えられないだろう。
すぐ怒る、イライラする、そんな自分に嫌気もさしているはずだ。

変えるなら、いまだ。

夫婦関係の問題をのり越える方法は、なにも「ふたりで力を合わせる」だけではない。


[目次]

  1. 問題なのは、相手ではない

  2. こころの自立

  3. たった一つの夫婦の真実

  4. まとめ


1.問題なのは、相手ではない


関係がこじれる原因は、感情的になってしまうことではないだろうか。
なぜ、すぐに怒るという選択をしてしまうのだろう。

理由の大半は、気持ちに余裕がないからだ。

相手を許す余裕、自分を落ち着かせる余裕がないのだ。
ならばまず、いっぱいいっぱいになっている、ほんとうの理由をみつけよう。

たとえば、家計がくるしい。
家事がうまく回っていない。
ひとりの時間がほしいのに、つくれない。
買いたいのに我慢していることが増えた。
片づかない。
悩みを聞いてほしい。
頼りにくい。

このように、文字にするのだ。
目でみると、いまの気持ちがよくわかる。

そして、そもそもの問題を解消していこう

自分だけが大変、と思うこともあるかもしれないが、もう一度思い出してほしい。
思い通りになるのは、自分自身だけだ。

自分のかかえる問題を解消していった先に、支え合う、助け合う、そんな夫婦関係が待っている。


2.こころの自立


こころを自立させよう。

身の回りでおこる問題は、自分の気持ちや行動を通して解決したほうが、こころが成長できる
こころの成長は、状況を一気によくしてくれる。

だから、なにかのせいにはしない

あの人のせいだ、この仕組みがわるい、国のせいだ。
自分のせいだ。
なにかのせいにしはじめると、終わりなく苦しい。

自分の無知を疑い、前向きに学ぼう。

責任をもって行動しはじめると、助けてもらうことのありがたさがわかってくる。
そうすれば、関わってくれる相手への態度も、自然とやわらかくなるだろう。

あなたの価値観をきかせてほしい。
いまやりたいことを教えてほしい。
大切にしていることは?
それらを守る方法は?

自分を知り、己の足でたち、相手と対等に生きていこう


3.たった一つの夫婦の真実


夫婦は、キリスト教徒とイスラム教徒くらい違う思想をもった人間の結合体だ。

そもそも、全てにおいて理解し合ったり許しあったりすることは奇跡に近い。

だから、夫婦会議は、与党と野党でいいのだ。

違う人間同士で、目に映る景色が違うからこそ、いいこともある。

相手のことも、自分のことも、ありのまま、そのまま認めよう
別に、許すまでいかなくていい。

そして、歩みよるために話しあい、助けあうのだ。
衝突を乗りこえている途中で、理解しあえるようになり、仲よくなっていくのだ。

そもそもが、違う生物だ。
最初からうまくなんて、いきっこない。

すぐに完璧にしようとする枷は、今日をもって、この場に置いていこう。


3.まとめ


問題を抱えているときほど、自分本位になっている。
ただ、それは緊急のサインでもある。
自分を労おう!と、こころが言っているのだ。

最近、いや定期的に息抜きはできているだろうか。

「異性、夫婦の関係は人生でもっともの難しい課題だ。」
これは、愛の課題として、アドラー心理学で示されている。

そんな難題に挑む前には、まず、いっぱいいっぱいになるまで頑張ってきた自分を、ほかでもない自分が、認めてほめてあげよう。
よく、やっていると。
それからだ。

大丈夫。

自分を大切にし、労いはじめた時点で、すでにさっきの自分より一歩前に進んでいる。

結果は気にせず。
頑張りすぎず。
けど、あきらめないで。

産後のこじれた夫婦仲だって、考えかたひとつでよくなるんだ。


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