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【その4】不登校でいつも身を隠していた子どもから、根拠のない自信を感じられるようになった話

2年前、不登校になったことをきっかけに、人に見られることを怖がるようになり、いつも小さくなっていた息子。

インターナショナルスクールに通い始めてから少しずつ回復し、今では心身ともに以前の元気いっぱいな姿に戻ったのですが、先日、「もう大丈夫だ」と思える出来事がまた一つ増えました。

空手の発表会で板割りがあったのですが、十名ほどいた参加者のうち、うちの子だけが「3枚割る!」と宣言したのです。

結果は、うちの子だけ一枚も割れなかったのですが…(笑)
しょぼんとしたのもつかの間、果敢に二度目に挑戦しました。

これ、息子にとっては大大大進歩だな、と思うんです。

以前だったら、失敗なんて絶対したくないし、失敗しようものならこの世の終わりくらいに落ち込んでいたから。

それが、大勢の前で恥ずかしい思いをしてもすぐに立ち直り、もう一度挑戦したというのは、母としてとても嬉しかった。

しかも、「3枚割る!」と宣言した根拠のない自信。
これは一歩踏み出すときに必要なパワーだろうな、とそう感じました。

だから帰宅後、家族にこの出来事を話すときも、「〇〇くんはね、一人だけ三枚割るって宣言したんだよ。すごくない?!」とそこを強調したわたしなのでした。




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