ホッパーに感じる世界の終わり
あるSNSのコミュニティで、毎日
「今日のひととい」
が投げかけられる。 ある日のひとといは
「今日で世界が終わってしまうとしたら、何をしますか」
ここで思い出したのは、エドワード・ホッパーの絵。
作品自体は、好みでもなく嫌いでもない。
モチーフにネガティブな要素はないのに、昔から何となくうっすら絶望に似た緊張感がよぎる。
それは、“世界”というより、”時間が止まってしまった”感じ。
写真に焼き付けられたような、
SF映画などでありそうな、さっきまで日常の暮らしがあったのに、
時空が凍結してしまったシーンのような。
光と影のコントラストのせいか? ホッパーの絵を知った時から
いつも背後にその感覚が漂っている。
「今日で世界が終わってしまうとしたら、何をしますか」
皆さん、それぞれじ~んとすることなど書き込んでいるのに、
現在食事調整中の私が真っ先に浮かんだのは、
「餃子とモンブランをお腹がはち切れるほど食べる」
こういうところに本性が出るのよね。
そういえば、「世界の終わり」というと、
伊坂幸太郎氏の
「終末のフール」
おすすめです。