見出し画像

午後休、秋の買い物、恋と勢い

わたしは午後休が好きだ。
1日有給ももちろん好きだけど、どうせ朝が苦手なわたしは、午前中に適度に仕事を済ませてからの方が頭がすっきり働くし有効に使えるから、1日有給を取るより午後休を2回取る方が得な気がしてしまう。

そう、今日は午後休だ。

美容院に行き、お気に入りのカフェでランチ。
ぷらぷら散歩しながらウインドウショッピングして、秋のカットソーを購入。このお店は以前から憧れで、覗いては見るものの何か買ったことはなかったんだけど、たまたま見つけた素敵なカッティングのインポートのカットソーが最後の1点ということで(ダメ押しワードてんこ盛り)、お買い上げいたしました。よき決断。

昔より買い物に対して慎重で衝動買いをあまりしなくなって、むしろ決断できずに今年の夏はほとんど服を買わなかった。というか買えなかった。
慎重なのは良いことだけど、人生には思い切りも時には必要(人はそれを勢いと呼ぶ)ですよね。
直感を信じるというと大げさだけど、考えすぎると逃すチャンスというのもあると思う。

話は戻って美容院なんだけど、
担当の美容師さんは雑誌の他におすすめの本を置いておいてくれてて、そのチョイスが結構好きなんですよね。
最近、益田ミリさんの漫画を置いていてくれることが多くて、「ヒトミさんの恋」という本をきょう読み終わった。
(前回来たとき途中まで読んでいたのでつづきを読むのがちょっと楽しみだった)

ネタバレしないようにすっごく抽象的に描くんですが、結末が、あ〜、、そうなるのか〜という感じなんですよね。
誰かの気持ちが変わるとかでもなく、本当に縁というか、タイミングというか。
恋ってそういうとこあるよね〜と思って、読み終わった後ドライヤーしてもらいながら感想を美容師さんと話していて。

主人公のヒトミさんは40歳で、いろんなことに現実的だから何事にも淡々としていて、ほのかな恋の予感の中にも常に諦めを感じるところがなんかリアルだった。
話の中に、そこチャンスじゃない?!というような問いかけがあっても、そこに乗らずに今の日常に流されていくシーンが何回かある。

美容師さんが、あそこでああしていたら結末違ったのかもね〜と言っててたしかになって思った。

決断したり、変えたりって面倒だからね。そのままどんぶらこって行ったほうが傷つかないし楽だから。
(ヒトミさんが悪いということを言いたいのではないよ。ヒトミさんみたいな人友達になりたいよ)

恋は勢いというけれど、そしてそういうことがだんだん億劫にもなってくるけど、
時にはそういうふうに考えすぎず動けるようにいたいなーと思った秋の日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?