「先生、農家になるよ!」
大学生の頃から、数学と英語の塾講師や家庭教師をしていた。
家庭教師では、40代から60代の方の英会話教室もやっていたことも。
大洲に来てからも、個人塾のお教室に1年間勤めました。
子どもたちから、日々たくさんのエネルギーをもらって、後ろ髪を惹かれながらも、
先月3月に、一旦本業である地域おこし協力隊の業務に専念するため、退職。
生徒たちに「1年間ありがとうね」
と伝えると、ある生徒が、
「先生、なんで塾やめるん?」
と。
「いやぁ、本業に専念しようと思ってさ。」
「先生の本業ってなんなん?」
「農家になりたいから、勉強しようと思うんだ。」
すると、生徒からこんな言葉が。
「先生、農家になんの?マジでいい選択だと思うよ。
わたしも週末に、ばあちゃんの畑で農作業の手伝いしててさ、
やっぱり土触るとすごいいいなーって思うし、
ばあちゃんの畑の野菜はおいしいし、
わたしも、将来農家もありかな?ってマジで考えるときあるよ。」
この中学生の生徒の言葉から、
わたしがどれだけの勇気と自信とやる気をもらえたか。
「マジでいい選択」をしたわたしは、
これからも子どもたちとの関わりを続けていきたいし、
みんなからいろんな相談をされるような、
「地域のおばちゃん」であり続けたいと思った。
なにより、「先生、農家になったよ!」
という報告を、
おそらく大人になっているであろう彼ら、彼女たちにできることを、
いまから心待ちにしている。