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イベント「自分の未来を創るキャリアオーナーシップ ~HRに関わるすべての方と考える対話型ワークショップ~」を開催しました!
今回は、少し前ですが11月30日に水道橋のBASE CAMPさんで開催させていただいた、対話型ワークショップ「自分の未来を創るキャリアオーナーシップ」の様子をお届けします。
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本イベントは、日頃からHR領域に関わる皆さん自身が、忙しい日々から少し離れて自分自身の未来と向き合い、同志との交流から新たな気付きを得ることを目的として、最新のキャリア知見のインプットとワークショップを行いました。
イベントの講師として、
栗原和也氏(CX&Harmony代表、一般社団法人プロティアン・キャリア協会/4designs株式会社CGO)をお迎えし、
参加者はTalkCampコミュニティメンバーを中心として、SaaS系企業の人事、ベンチャーのひとり人事、元大手製造メーカーの人事部長、人材系企業の新卒採用マネージャー等、多様なバックグラウンドを持った方々にお集まりいただきました。
当日の流れに沿って、実施した内容を以下にレポートいたします。
セッション1:未来を創るキャリアオーナーシップ~変幻自在のキャリア理論「プロティアン」~
「最近、最も没頭していることは何ですか?」
というテーマのアイスブレイクから開始し、参加者から没頭していることについてのシェア。
「“没頭”と言うほどのことってなんだろう…」と思い返す参加者の声もあがった。
その流れでタイトルの「キャリアオーナーシップ」という言葉の意味につい
ての説明がされた。
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次に、今後私たちが目指すべき持続可能なキャリアを考えていく上で、「組織は地面のようなもの。個人の求める場を提供する。」というプロティアン・キャリアの理論とその背景が伝えられた。
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これから働くうえで必要なのは自身の「キャリア資本(ビジネス資本・社会関係資本・経済資本・ジョブスキルから成る)」を蓄積していくことだと説明され、現時点でどの程度プロティアンに当てはまっているかの診断を全員で行った。
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当てはまった項目にチェックをつけ、その合計数で判定される。
診断の結果は以下の通り。
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診断結果と、チェックが付いていない項目の中でまず取り組みたいことを一人ずつシェアした。
また、キャリア開発において、スキルやリテラシーではなく、「スタンス」の開発が最も重要であることが伝えられ、セッション1は終了した。
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【気づき・感想(参加者の声)】
―定期的に参加する(社外)コミュニティが複数あるか?という問いを受けて、職場以外での自分に合ったコミュニティを見つける手段等を話し合うことができた
―キャリア開発=スタンス開発について、会社が小規模でも難しい課題であり、自社の話を取り上げてどのようなアプローチがいいかをディスカッションさせてもらった
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セッション2:アイデンティティの探索~対話による自己理解~
イベントのメインコンテンツとなるセッション2では、人生のMVVや行動特性・価値観についてワークシートを使って棚卸する個人ワークを行い、その後にワークの内容をグループで共有した(MVVや価値観に関して、それぞれの原体験を遡り、伝える事で内省を行うナラティブアプローチを実施)。
【気づき・感想(参加者の声)】
―これまでビジネス資本を伸ばす事を目的に仕事をしてきていたが、社会関係資本を伸ばすための社外コミュニティへの参加の重要性に気付いた
―これまでの自身の体験が現在の自分に意図せず繋がっていたような感覚を感じる事が出来た
―自分が大事にしていること、客観的にホスピタリティが高いと言われるのは、幼少期からの体験で形作られていて、遡ると昔から自分の価値観が醸成されていたと気づいた
―自分が大事にしている価値観をダメージリスト(自分が好きではない価値観を整理したリスト)から自己理解をしている参加者がいて新しい気付きがあった
セッション3:キャリア資本分析+戦略的資源配分
最後のセッションとして、キャリア形成においては中長期的視点をもって行動計画をすることと、限りある「時間」をどのようにキャリア資本に投資するかが重要であると伝えられた。
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◆キャリア資源(可処分時間)の棚卸ワーク
実際に日々の時間の使い方について、可処分時間(自分のために使える時間)がどのくらいあるかを個人ワークで棚卸した。
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「キャリア形成のための自己投資の時間の確保が重要だが、緊急性が低いので後回しになりがちだった。しかし、このワークを通して、思った以上に可処分時間がある事に気付けた。」
という意見があった。
最後に、「ビジネス資本」と「社会関係資本」において、1か月後までに獲得したい資本(ありたい状態)とそのために必要な行動を棚卸し、グループ内で宣言をして終了した。
【全体での気づき・感想】
―普段は立ち止まって考える時間は取れないが、社外のHRの人と対話しながら、振り返りが出来た事で、1人では気付けない自分の価値観やキャリアの棚卸になった
―自分にとっての当たり前、自社にとっての当たり前があたり前ではないと気付けた。採用や人事の仕事はあって当たり前だが、自社の取り組みが意外とユニークな事をやっているのだと気付けた
―様々な方と価値観を共有したことで、自分の事を考えるための語彙力が増えた
おわりに
TalkCampとしては久しぶりの長時間の対面ワークショップでしたが、皆さん最後まで集中を切らすことなく、自分自身と向き合い、参加者同士の対話を楽しんでいただけている様子でした。
感想でもあったように、自分の未来は意外と立ち止まって考えることは難しいですし、一人で考えてもたどり着かないことが多いので、たくさんの気づきがあったように思います。
冒頭で講師の栗原氏が「ここに来てくれただけで皆さんのキャリアは一歩前進している」とおっしゃっていただけましたが、何かひとつ行動を起こすだけでも、皆さんの理想の未来に実は一歩近づいているのかもしれません。
TalkCampでは、今後も皆さんの大切な一歩を後押しする場づくりができればと思っております。
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最後までご覧いただきありがとうございました!
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