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時を奏でる筆の終わりと始まり
「初恋」から始まり、「芍薬」で終わる。
そんな愛音の一年の終了の鐘を鳴らしたのは、この文章を書いている時だった。
正直再度筆を手に取り物語を綴る事も出来た筈だったが、今年の終わりを微塵でも感じてしまった私は筆を置く事で来年への活力を見出すことにしたのだ。
モーメントとnoteに載っている愛音が書いた今年の作品は短篇(15本)と長編(2本)という内訳になるのだが、最後の長篇以外あとがきをしっかり
僕は「妄想」そのものになったんだ。
最近特定的な瞬間に必ず読む漫画があります。確か初めて読んだのは2015年の夏、何となくが気分を流して歩く蝉の時期にふらっと立ち寄った本屋で「ドロヘドロ」という漫画がありました。重層な装丁に混沌の生き死に様が描かれている本作の表紙を一目見た時、まるで金槌に髄がくり抜かれたような感覚になり、即その時店頭にあった4巻ほどをまとめて買いました。
混沌の世界観が魔法や「ホール」という現実味のある言葉で世界