テイルラボ「箱庭物語プロジェクト」とは?
こんにちは!テイルラボラトリーのテイルです。
体はまだフリー素材なんですけどね。
さて、僕がこの度立ち上げようと思ったオンライン・ワークショップについて紹介していきたいと思います。
あなたは、物語と聞くとまず何を思い浮かべるでしょうか?
多くの人が小さな頃からたくさんの物語に触れて育ってきたと思います。そして物語には様々なジャンルがあります。
ファンタジー、SF、ホラー、恋愛・・・
これらの物語を自分たちで好き勝手に作っていこうという試みです。
こう言うと敷居が高い感じがするかもしれません。物語というと映画や小説のように広い世界で、何時間にも及ぶような大作を考えがちです。
しかし物語とは、ほんの狭い空間、ほんの短い時間でも物語として成り立つものです。
例えば、焚火にあたる一人の男がいるとします。
これだけでも物語はできます。
その男の年齢は?見た目は?服装は?性格はどんな?職業は?等々を想像していくといつの間にかそこに何かが浮かんできます。
例えば、パンツ一枚の男が震えながら焚火に当たっていたら、おそらくそいつは水に落ちたのでしょう。なぜ水に落ちたか、事故かそれとも悪ふざけが過ぎたのか。
また、ヒゲをたくわえた中年の男が焚火に当たっている。恰好はマントを羽織っているとなるとこれはもう現代日本ではなく、どこか異世界の旅人かもしれません。
なぜ男はその年まで旅を続けているのか、何を求めているのか。
また、金髪の男が一人、焚火と向き合っている。
となると、これは今回の新型ウイルスで自粛を余儀なくされている人たちのために動画撮影をしているゴールデンボンバーの鬼龍院翔でしょう。
限定された空間、限定された時間、まるで箱庭のように切り出されたその一瞬だけの物語を好き勝手に空想して楽しむだけというのがこの、箱庭物語プロジェクトの趣旨です。
例え部屋の中にいても、果てしない世界にいることと同じことなのです。
人の想像に限界はありません。
思わぬところから、思わぬものが生まれてくるものです。
友人と話をしている時に、あれ?何で今このこと話してるんだっけ?
と、なったことはありませんか?
そして話を逆にたどっていくと、まったく違ったところが出発点だったりします。
それと同じように、人がお互いに想像を重ね合わせることで思いもよらぬおもしろさが生まれてくるのではないか、そしてそれはすごく楽しいと思うのです。
そしてこれが重要ですが、このワークショップでは
「完成品」「しっかりしたもの」
を作るつもりはありません。
今の世界はしっかりすることを求められすぎているような気がするのです。
その「しっかり」から少しでも外れると、たちまち叩かれてしまう。
だから、せめてここでは
「しっかり」よりも「おもしろそうと思う自分の心」の方を優先させたいのです。
なので、このワークショップはワークショップであるにもかかわらず
最終的に何ができるのかまったくもって分からないという
きわめていい加減なものになります。笑
でも、まあ、あくまで使うのは想像力のみなので、何か材料を消費するわけじゃないですし。
いいですよね。
では次回からは、このワークショップはどのような流れになるのかを紹介していきます。