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RPGのシナリオを先に知っていてもいいじゃないのか?【ゼノブレイドDE】
どうも、流-ながる-です。
名作RPGというものは、尽きぬほどにありますね。
探して、プレイして、また探してもたっくさん出てくるんですよ。
数が多いので、なかなか周回プレイもできないです。最近のゲームは特にボリューミーでサブイベントも多くて、全部やろうとすると、とんでもないプレイ時間になります。
このたび100時間以上楽しめると巷で言われている『Xenoblade(ゼノブレイド) Definitive Edition』をプレイしまして、ボリューミーなRPGを楽しむ方法について自分なりに新しい形を考えてみたので、そんな話をしたいと思います。
ひとまずかるーくゼノブレイドDEの感想を
100時間遊べるマジで!? マジだった話
『ゼノブレイド』に興味を持ったのは、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売された時に、これの制作に『ゼノブレイド』シリーズを作っているモノリスソフトが携わっているという情報を目にしまして、「そういえば、ゼルダはやっているのにゼノブレイドシリーズはやったことないなぁ」ということをふと思ったんですよね。ゼルダを楽しめているのなら、ゼノブレイドも楽しめるだろうという謎の確信があり、『ゼノブレイドDE』を手に入れました。
ストーリーがあってそれに従ってプレイするゲームには終わりがあるわけでして、いつかは終わるんですけど、100時間は超えるとなるとかなり身構えちゃったのですが、”するする"と時間は積み重なって、そんなに遊んだかなってぐらいの感覚で100時間超えておりました。
勇者リキになっていた話
システムとしては大変馴染みのある形でして、メインストーリーを進めるためのクエストと、それとは直接関係ないサブクエストを自分の好きなタイミングでクリアして進めていくタイプのものでした。フィールドは広大で、オープンワールドです。
バトルはシームレスでモンスターに近づいてバトルを仕掛ける形や、モンスターが気づいて襲ってくる形などがあります。いわゆるコマンド式なんですが、ターン制というわけではなく、基本的な攻撃は自動化されていまして、特別な力(アーツ)を使う時はそれを選んで発動させます。これをアーツといいまして、アーツをどう使ってバトルに勝利するのか考えるのが醍醐味でしたね。アーツはそれぞれリキャストまでの時間があるので、無限に使えるわけでもなく、発動タイミングも考えさせられました。
ここからは、多少のネタバレを含みますが、ゲーム中、パーティメンバーのうち1人を操作するんですよね。パーティの先頭キャラが操作キャラクターになり、フィールドでも戦闘でもそのキャラを操作します。自分の場合、最後にはリキを操作するのにハマってしまいまして、ラスボスは流石に主人公のシュルクを操作したのですが、ぎりぎりまでリキを使っていました。
キャラクターとしてはメリアが大のお気に入りで、戦闘中パーティメンバーにはボイスがついていて各々励まし合ったり、声をかけて戦うので、自分でリキを操作してメリアに褒めてもらうというのにどハマりして、会話を聞くのも楽しんでいましたね。
(※リキはノポン族という種族でポケモンでいうとモクローのような”ふわふわもモフモフ”系統のキャラクターでメリアはそんなふわふわのモフモフが好きという設定でよくもふもふしたい旨の発言をする、これが特にお気に入り)
そんなわけで、パーティメンバーのキャラクターがそれぞれ魅力的で、お気に入りが絶対に出てくるので、その点も長いプレイ時間ながら飽きさせないゲームだなと思う次第です。
問題点を感じてからの革命が起こった
ストーリーを先に知りたい
みなさんは、RPGをプレイする時、どうしていますか? という話になるのですが、RPGの楽しみのひとつとしてストーリーがあります。『ゼノブレイドDE』もまたそれが大きなウリのひとつです。
でも、ここにきて自分の中で新たな問題が出てきてしまったんですよね。ストーリーがちゃんと理解できないってことです。いやはや、大問題、なぜそうなったのか、というとこんな感じ。
1回ムービーを見ただけでは理解できない
膨大にサブクエストがあるのでそれをしている間にそれまでの話の認識が曖昧になる(何してたっけ?現象)
謎の種明かしがわりと引き伸ばされる(で、結局なんだっっけ?現象)
ゲームクリアまでの時間が長い
自分の理解力も大きな要因になっているでしょう。でも同じような経験ある人いませんかね?
昔のゲームってテキストが主流だったような気がします。自分で文字を読んでAボタンで送る形式で話を理解します。最近はムービーで魅せてくるゲームが多いのでムービーをしっかり見るのですが、情報量が多いんですよね。そしてゲームの場合は「ちょっと待って! もう1回!」と見返すということができません。
ゲームのタイトルメニューには見たムービーを見返すメニューがあるのですが、ゲームプレイ中にはできませんし、ムービーの数も膨大で、ゲームをせずただムービーを見るということが、自分の場合飽きてしまってできない。
そうして、理解があまり追いつかないまま、次のイベントまで長い時間を置いてしまいます。
シナリオ進む→サブクエストで遊ぶ→シナリオ進む→サブクエストで遊ぶ→……
という感じなので、サブクエストで遊んでいる間にメインのシナリオが頭からふわぁっと……抜けていってしまうんですよ。これは困ったとなりました。
例えば映画とか演劇だと数時間で終わります。集中してストーリーを追うので忘れることはありません。ゲームではストーリーに加えて世界観を味わえるサブクエストや戦闘やら、キャラクターの育成とやらもある。なんせ100時間遊んでますからね、そりゃボリューミーですよ。数ヶ月かかります、数ヶ月も終わっていないストーリーのシナリオを詳細に覚えていられるかというと難しいです。
だから、ゲームのシナリオって単純なものが多いんだなと腑に落ちました。何かわからないまま、シナリオを進めるのは少し味気ないですもんね。
今回『ゼノブレイドDE』をプレイして、「なら、はじめからシナリオを知っていればいいんじゃないのか?」という考えに至りました。
演劇見る時は、先にシナリオを調べているじゃないか
演劇を観劇する方が全員そうというわけではないですが、いわゆる一発勝負の演劇を見る時、自分はストーリーを全部調べてから、あるいは読んでから観劇するようにしています。本が出版されているシェイクスピアの作品を観劇する時なんかは特にそうですね。
観劇をする時に何を楽しみにするかというと、演出やセリフの言い方、舞台装置などでしょうか。それらを満喫するには、シナリオは事前情報として知っておくのが安心なのです。シナリオを追うことに集中すると見落とすんですよね。演出家によって演出が当然異なるので、同じ作品を観劇しても別作品になります。その違いを楽しみます。
『ゼノブレイドDE』は自分としては、シナリオを理解するのに難しい作品でした。これはむしろ「先にシナリオを知った上で、ムービーのセリフの言い方や演出、キャラクターの表情などを楽しみたかったな」という感想を抱きました。アニメを録画して見返すみたいな作業ができないので、ゲームのムービーはどちらかというと一発勝負の演劇に近いのかもしれません。
RPGをプレイする時、主人公に感情移入するよりは、一歩引いて演劇を見る感覚のプレイヤーならアリとみています。
シナリオを先に知るプレイを試す決意をした
『ゼノブレイド』シリーズはシナリオを先に調べようと今回なりましたので、次は『ゼノブレイド2』をプレイする計画をたてて、できる限りシナリオを調べてからやろうと思います。メリットを考えてみました。
メインストーリーが明かされるまで焦らされない
サブクエストなどの世界観を楽しむ要素を自分のペースでじっくり味わえる
ムービーをシナリオを追うだけで消費しなくなる
ムービー見ながら考察もできる?
RPGのシナリオを先に知っているとゲームは楽しめないのか、という自分の疑問を解消すべく、これから試したいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
【一応、最後に】
『ゼノブレイドDE』をプレイして特に思ったことがありまして、とあるパーティキャラに関するシナリオ上の重要な情報なのですが、これについては「先に知りたかった」というのを強く感じました。先にそれを知っていれば、もう少しそのキャラに愛着を持てたかもしれないという気がします。
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