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あの頃できなかったゲームに出会う旅-2-【ペーパーマリオRPG】 ビビアン編
どうも、流-ながる-です。
ただいま、『ペーパーマリオRPG』に没頭しております!
リメイク作品ですが、当時はプレイしていないので、初見プレイですね。
現在のプレイ時間は40時間を超えたところで、ステージ6に入りました。
プレイ記録みたいなものなので、ゲームの内容の話が入ってきます。リメイク作品ですが念の為。なので、ネタバレ気をつけてください。
今回は、シナリオに混ぜ込まれた元ネタについてのお話です。
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ステージ6はエルキュール・ポアロですね
『オリエント急行殺人事件』というゲームの体験版をプレイしたところなので、ものすごくタイムリーでした。アガサ・クリスティの作品のひとつである『オリエント急行の殺人』に登場する名探偵がエルキュール・ポアロです。
とはいえ、自分は『オリエント急行の殺人』についても、ポアロについても無知でして、ステージ6のシナリオがこの作品を意識していることぐらいしかわかりません。
この『ペーパーマリオRPG』はリメイクです。当時、例えば小学生だったプレイヤーが後々にポアロを知って、今プレイすることを想像するとなかなかに粋だ、となりました。
RPGといえば、ストーリー性がそれなりにあります。当時『ペーパーマリオRPG』で遊んだ子供たちに「いろいろな作品に触れてきたかい?」と問いかけているみたいです。
自分はさほど読書家というわけではないですけど、さまざまなストーリーを楽しむのに、こういう過去の名作に触れているかという点は大きく作用していると思われます。漫画でも映画でもこういう作品を描く作者の方って、結構いろいろな作品を読んでいらっしゃるし、あえてそれを取り入れるといいますか。
王道作品ってのは語り継がれますし、語り継がれるのはやはりそれが面白いんだなと思いました。
ステージ4に見え隠れする「ロミオとジュリエット」
これは完全に自分が偶然知っていたからという話ですが、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を彷彿させる物語がステージ4にありました。
マリオ一行の敵として登場する”カゲ三人組"、その一人であるビビアンがなんとここで敵組織から抜け出して、マリオに味方するという経緯が描かれるわけですが、「これロミオとジュリエットを意識されているなぁ」と思いました。
イギリス(イングランド)の劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564〜1616)の作品として有名な『ロミオとジュリエット』ですが、こちらも敵対している名門一家の一人息子と一人娘が恋に落ちるという筋書きの作品です。
(シェイクスピアの生没年は"ひとごろしいろいろ"で覚えられるんだとか……)
ロミオの一家であるモンタギュー家とジュリエットの一家であるキャピュレット家は対立関係にあったわけですが、ロミオがキャピュレット家の仮面舞踏会に忍びこんだことをきっかけに二人は出会います。ロミオは元々ロザラインという女性を目当てに仮面舞踏会に潜入したのですが、ジュリエットに一目惚れしてしまいました。
この仮面舞踏会というのが特殊な環境でして、仮面をつけて参加するので相手の身分や名前を知らない状態で出会うんですよね。だからロミオも敵方のお屋敷にすんなりと入ることができたわけですが、お互いにモンタギュー家、キャピュレット家の人間であることも知らない状態だったんですね。
さて、マリオとビビアンのステージ4での出会いもすこーし似ていました。マリオは知っているんですけど、ビビアンのほうはマリオがステージのボスの策略で"カゲ"になっていて名前もとられちゃっているので、マリオだと気づきません。誰だか知らないけど、自分に優しくしてくれた相手が困っていると知るとビビアンは自ら協力します。
プレイヤー目線だとビビアンってかわいそうなんですよね。お姉さんに何かと理不尽な目に遭わされていて、敵方として最初登場するんですけど、毎度虐げられている印象です。マリオを操作して、ビビアンに出会って、優しくしてあげたいな、としっかりと思わせてきます。
ビビアンはその後、自分に親切にしてくれた"カゲ"はマリオであることを知ります。ショックを受けるビビアンですが、自分の気持ちを素直に受け止めてマリオについていくという選択をする。
『ロミオとジュリエット』でも二人は家というしがらみに囚われることのない選択をしますが、悲劇へと物語は進んでいきます。
マリオを操作する自分としては、ビビアンが笑って過ごせるようなエンドを願って一緒に仲間として頑張ろうと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
まだまだ楽しみたい!!
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