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【アウトライナー関連書籍】山名一郎『マックユーザーのための「知」のコンピュータ活用術』

「アウトライナー関連書籍」シリーズでは、現在入手が難しいものも含めて、アウトライナーを深く知るための書籍を紹介していきます。かつて「Happy Outlining」というサイトで公開していた記事のリライトが中心ですが、その後新たに出版されたものも含めて紹介していく予定です。

第4回はこちらです。

山名一郎『マックユーザーのための「知」のコンピュータ活用術』東洋経済新報社、1995

恒例の詳細目次紹介です。見出しの言葉選びが独特ですね。

序章 マッキントッシュとつくりたい知的な関係
 マッキントッシュの異常な盛り上がりの中、コンピュータは何のために使うのか
 知的生産のツールとして期待できるマッキントッシュ
 創造的思考の道具、人間の知的増幅機としてのマッキントッシュコンピュータ
 にいま、目覚める
第1章 『知的生産の技術』の梅棹忠夫とアラン・ケイ
 マッキントッシュと、編集者と、梅棹忠夫氏の『知的生産の技術』
 いつの間にか実践していたマック版『知的生産の技術』やKJ法
 アメリカにおける「知」とコンピュータの系譜
 素朴な疑問、なぜマッキントッシュでなければならないのだろうか
 人間の「知」のプロセスとコンピュータのかかわらせ方
第2章
 1 創造的パソコン通信利用の薦め
  「知」の情報再生産のためには欠かせない情報収集
  商用パソコン通信における新聞記事データベースのメリット
  発想力を刺激する「アクティブなデータベースサーフィン」の発見
  NIFTYで利用できる新聞記事データベース
  新聞記事データベースの基本的なアクセスの仕方と、慣れてきたらの使い方
  デジタルで一元化するために力ずくでもデスクトップで処理すべき
 2 マッキントッシュで発想するということ
  知的生産の技術の京大型カードから、ようこそマッキントッシュへ!
  「創造的カード法」を超えた、か アウトラインプロセッサ
  カードとノートと原稿用紙を統合したアウトラインプロセッサ
  着想から「テーマの発見」に至るマッキントッシュの効率的利用法
  アウトラインプロセッサは決して万能ではないが……
 3 発想のための図解の技術
  図式を発想の支援ツールとして利用する
  コミュニケーションとしての図解の技術
  図解から本格的に印刷物へ
第3章
 1 マッキントッシュで文章を書く技術
  日本語ワードプロセッサ専用機からマッキントッシュ化への必然
  三つのステップがいい原稿を阻止しているという現実
  プリントアウトと推敲で原稿用紙を超える
  マッキントッシュの、文章の書き方
  原稿型アウトラインプロセッサの使いごこち
 2 ワープロからDTPへ
  ワープロ専用機からマッキントッシュDTPへの道
  報告書・レポート・論文のDTP
  「知」的情報の再生産とマッキントッシュDTPの関係
 3 プレゼンテーションの「技術」
  プレゼンテーションするということ
  マッキントッシュで作成する発表者原稿と配布用資料
 4 「知」のデータの保存と蓄積
  快適マックライフのためのデータバックアップ
  CD-Rほど頼もしいメディアはない
第4章 PowerBookとNoteBook
 仕事の「電子化」から「デジタル化」へ
 自己管理と時間管理の技術
 安価で携帯性に富む人間の「超」外部記憶装置
 NoteBookとPowerBookを考察する
 PowerBookはもっとも安直な手段?
第5章
 デスクトップ/フォルダの管理
 マッキントッシュシステムプロポーザル

本書の発売は1995年。Windows95が出る直前。そして一般人がインターネットを使えるようになるやはり直前。そんな時代の本です。

当時アルバイトしていた書店で、前回の「アウトライナー関連書籍」で紹介した『マックのアイデア発想法』と同じ棚に並べた記憶があります。

確認したところ、Amazonの中古品として一応入手可能です。

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