岡本拓也 | LivEQuality代表 | 千年建設CEO

ICCソーシャルグッドカタパルト2024優勝。日本版アフォーダブルハウジング市場を創出…

岡本拓也 | LivEQuality代表 | 千年建設CEO

ICCソーシャルグッドカタパルト2024優勝。日本版アフォーダブルハウジング市場を創出するLivEQuality創業者兼CEO。PwC企業再生→SVP東京代表を経て、’18年に父の急逝で建設会社を承継。第二創業推進中にコロナ禍となり、シングルマザーの住まい貧困を解決する事業を開始

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39歳・未経験で建設会社の社長に就任した僕が、困窮するシングルマザーを支えるNPOと会社をつくった話

僕は39歳のときに、突然、建設会社の社長になりました。 20代は公認会計士とコンサル会社で企業再生の仕事を。 30代はソーシャルの世界に100%どっぷりと浸かり、カタリバという教育NPOの常務理事/事務局長と、ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京という中間支援団体の代表を務めていました。 父が急に他界したことをきっかけに、39歳で地元の名古屋に戻り、千年建設を事業承継。 その後LivEQualityという、困窮しているシングルマザーの住まいや暮らしをサポートする活動

    • どれだけテクノロジーが進化しても、人が人を思いやる心が失われては社会は立ち行かない

      LivEQuality代表の岡本です。家を借りられないシングルマザーに低価格で物件を貸す会社と、シングルマザーの自立を支援する認定NPO法人を経営しています。 住まいに困窮されている方々向けの、低価格で気持ちの良い住まい「アフォーダブルハウジング」。 僕には「日本に5年で100億規模のアフォーダブルハウジング市場をつくる」という目標があります。 このビジョンを9/5に開かれたICCサミット KYOTO 2024 ソーシャルグッド・カタパルトでプレゼンし、優勝することがで

      • ICCサミット KYOTO 2024「ソーシャルグッド・カタパルト」で優勝したふり返り

        LivEQuality代表の岡本です。家を借りられないシングルマザーに低価格で物件を貸す会社と、シングルマザーの自立を支援する認定NPO法人を経営しています。 2024年9月5日。ICCサミット KYOTO 2024、ソーシャルグッド・カタパルトに出場し優勝することができました。 日頃から応援してくださる寄付者のみなさん、インパクト投資家のみなさん、支援企業のみなさん、そして何より全力で現場と向き合ってくれているメンバーみんなのおかげです。 プレゼンテーションの準備に伴

        • 僕がグロービスでソーシャル・ベンチャー・マネジメントの講師を続ける理由

          千年建設という名古屋の建設会社を経営している岡本です。 家を借りられないシングルマザーに低価格で物件を貸す会社と、シングルマザーの自立を支援する認定NPO法人LivEQuality HUBも経営しています。 ここ数年、グロービス経営大学院で「ソーシャル・ベンチャー・マネジメント」講座の教員をしています。 僕は大学院も出ていないし、海外留学もしていない。 最初に就職した会社はPwCなのでコンサル出身とはいえ、今は地方の中小企業とNPOとソーシャルスタートアップを運営する

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          必要なのは支援につなぐ伴走者。困窮するシングルマザーを支援するNPOで取り組んでいること

          千年建設の代表をしている岡本です。 地方の建設会社、困窮しているシングルマザーに低価格で物件を貸す会社、入居したシングルマザーの自立に伴走するNPOの3つの法人を経営しています。 僕はこのnoteで地方の歴史ある中小企業こそソーシャルビジネスに挑戦する意味があると書きました。 地方の中小企業は、地域に貢献しようというマインド・ビジネスを長期スパンで考える特性・挑戦しやすいアセット(土地や信用力など)の3つを持っています。 この3つをいかして本業をからめたソーシャルビジ

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          リーダーシップの本質は自分らしくたのしむこと。たのしむ姿に人が集まり、みんなの力が発揮される

          千年建設の代表をしている岡本です。建設会社に加えて、家を借りられないシングルマザーに低価格で物件を貸す会社と、自立に向けた伴走支援を行うNPOを経営しています。 先日、光栄なことにForbes JAPAN3月号に取り上げてもらいました。テーマは、新しいリーダーを語ろう。 僕のインタビュー記事には「みんなとだから、早く遠くに行ける。新領域を開く インクルーシブ・リーダーシップ」というタイトルをつけてもらいました。 僕はずっと、カリスマ性で人を引っ張っていく強いリーダーでは

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          地方の歴史ある中小企業にソーシャルビジネスへの挑戦をすすめる理由

          千年建設の代表をしている岡本です。 建設会社に加えて、家を借りられないシングルマザーに低い価格で物件を貸す会社と、自立に向けた伴走支援を行うNPOを経営しています。 みなさんは「ファミリービジネス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「家族経営」「同族経営」といったほうが、耳馴染みがあるかもしれません。 僕は39歳のときに、他界した父がつくった地元名古屋の建設会社を事業承継し、はじめてファミリービジネスの経営者になりました。 その後、コロナ禍で困窮するシングルマザ

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          ビジョンも事業計画も少しだけ手放して。人とのつながりを起点に結果をだす1年にしたい

          千年建設の代表をしている岡本です。 建設会社に加えて、家を借りられないシングルマザーに低価格でよい物件を貸す会社と、自立に向けて生活に伴走するNPOを経営しています。 2024年がはじまりました。 年始から、震災や航空機事故、本当に色々なことが起こりました。 僕自身は、寄付や情報発信など自分にできることをやりながら、改めて「自分の持ち場で頑張る」という思いを強くした新年になりました。 2018年に父が他界したことをきっかけに、39歳・未経験で建設会社の社長に就任して丸

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          ファイナンスの設計次第で、ソーシャルビジネスはもっとスケールできる。僕がインパクト投資に取り組むわけ

          LivEQuality代表の岡本です。家を借りられないシングルマザーに低価格で物件を貸す会社と、シングルマザーの自立を支援する認定NPO法人を経営しています。 僕はいま、 株式会社とNPOをかけあわせた事業運営を行っています。なぜこんな形態をとっているかというと、ファイナンスにこそソーシャルビジネスをスケールさせる肝があると考えているからです。 このnoteでは、そのことについて書いてみたいと思います。 ソーシャルとファイナンスにはほとんど結びつきがない僕たちは困窮世帯

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          あれから4年。

          事業を承継して、5年目に突入。 4年前の2018年2月1日に、その年の年始に急逝した父の後を継ぎ、千年建設会社(ちとせけんせつ)の代表取締役社長に就任しました。 名古屋は熱田神宮の近くに本社を構え、東京や北関東、福井にも小さいながら出張所を置く中堅の建設会社です。 新築の建設・建築に加えて、修繕/営繕(工場等が稼働しながら修繕すること)に強みがあり、東海地区を中心とした製造業の ものづくりを縁の下から支えてきました。 あれから丸4年が経ち、今月から5年目に入りました。

          noteはじめます。

          はじめに。 年が明けてから、早くも一ヶ月が経ちましたね。早い。 今日2022年2月1日は太陰暦のお正月(旧正月)でもあり、私が千年建設(千年と書いて「ちとせ」と読みます)を承継し、代表取締役社長に就任してからちょうど5年目が始まる日です。 以前から、なんとなく日々感じること、考えることを残しておきたいな、と漠然と思っていたこと、「そろそろ書きなさいよー」という仲間たちからのプレッシャーもあったことから^^;(笑)、区切りの良い本日から始めることにしました。 これから何を