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ジャブからのスタート
ジャブを打ってみないとわからない。
ジャブが一発でヒットするかもしれないし、ジャブを99発撃ったら流れがこっちに来るかもしれない。
ジャブが全く通用しないかもしれないし、ジャブを相手にブロックされてもボディーがガラ空きになるかもしれない。
ジャブにカウンターを合わせられるかもしれないし、ジャブが当たってるのに何事もなかったように涼しい顔をされるかもしれない、
どんな反応があるか、どんな流れになるか、どんな組み立てができるか、どんな選択が可能なのか、どんな展開がつくれるのか。
ジャブを打ってみない限りわからない。
だからいつも僕は、「この場合、ジャブは何か?」と考えるようにしている。
何かの企画を実行したいとする。
だったらその内容を思い切ってメールしてみる。メールするのは時間がかかるわけじゃない。コストも実質ゼロに近い。
だったらメールしてみる。無視されることもあるけど、丁寧に返してくれる人だっている。
どうすればそういう人に出会えるか?
やっぱりジャブを数打つしかないのだ。9無視されて1の返信があるならば、90無視されると10の返信がある可能性がある。無視されるを増やせば増やすほど、可能性も増えるのだ。
つい期待するリアクションを数えたくなる。
少ないジャブで大きな効果を上げたくなる。
その気持ちはわかる。だって僕もそうだから。
でも、数えるべきはジャブの総数であり、改善を試みた回数であり、質の高いジャブの数だ。
もし断られたらどうしよう?
もし無視されたらどうしよう?
そう考える根底にあるのはたいてい「怖れの感情」に他ならない。だからこそ「ジャブ」で怖れを粉砕する必要があるのだ。
ジャブから何かがスタートする、を忘れずに進んでいこう。
・可能性のトリガーをつくっておきたい。