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人としての安全性

バックステージに入る。

その時に必要な「モノ」はなんだろう?

こたえは「バックステージパス」だ。

ミュージシャンやスタッフたちから「この人はOK」と認められる。
それを可視化したものだ。

では、その時に最低限求められることってなんだろうか?

それはおそらく「人としての安全性」だと思う。

「誰かの役に立つ」というプラスの方向だけじゃない、

「誰ひとりとして嫌な想いをしない」つまり、マイナスがないという方向の安全性。

自動車を運転中、いきなり爆発しない、タイヤが外れない、排気ガスが殺人的にヤバい、勝手に空を飛んだりしない、などが大切なように。

「これとこれを、こうすればOK」ということではなく、

場に相応しい人になるしかないし、言葉を越えたポジティヴな関係性を、丁寧に時間をかけてつくっていくしかないのだろう。

土足で入り込む人、性急すぎる人、何かを提供できない人、礼節や道筋を身に着けていない人、誰かを蔑ろにしたり飛び越えたりする人、「それは違う」がわからない人。

そういう人たちにOKが出ないのは、「大切にしていることが違うから」ということだ。

これは僕自身、「しっかり自分を見張っていないといけないなぁ」と思っていることで。

そういう意味では、


礼節とか、配慮とか、安全とか、気遣いとか、


そういうちょっと古めかしい道徳みたいなことが、実はメチャクチャ大切だったんだなーと、いろんなことを経験しながら、思い知るわけです。








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