やりたいことを、やりたい形で。
我が家の地下はスタジオになっている。
正確には「半地下」構造。ヨーロッパの建築構造を日本に持ち込んだ形なのだけど、やりたいことをやれるスペースが欲しくて、つくってみた。
プリンスや宇多田ヒカルのドラマーとして有名なジョン・ブラックウェルが名前をつけてくれた。
New Power Studio。新しい力が生まれる場として。
壁にもスタジオ名とメッセージを書いてくれました。ありがたいね。
おかげで世界中から格闘技選手が練習に来てくれたり、日本を代表するファイターが練習やセミナーを開催してくれたり、演出家・俳優さんたちが稽古場として使ってくれたりと、
なかなか面白いことになってきている。有り難い限りだ。
イベントの難しさの要因のひとつに「採算」と「集客」がある。
開催にはコストがかかる。だから最低○○人は集めないと、というアレだ。
もちろん、それがパワーになることもあるけれど、「そればっかり」だと、どうしても「手堅いイベント」になったり、コンテンツ以外のところで集客を考えなければならなかったり、と、
なかなか「内容的なジャンプ」しづらくなる。
だが地下スタジオ(NPS)の場合、その心配がない。やりたいことを、やりたいときに、やりたい感じでできてしまうし、「参加者が多い、だから成功」の図式にとらわれなくてもいい。
いい時間を過ごせた、とか、いい練習ができた、とか、集中できた、とか、新しい気づきがあった、とか、自信をもって本番に臨めそう、とか、
そういうところを評価基準にできる。
うんうん、こういうのやりたかったんだよ、僕は。
先日も、『プリンスとシェイクスピア』というトークショーを開催した。お相手は演出家の木村龍之介さん。
この組み合わせのトークショーって、おそらく初めてじゃないだろうか?
全て動画に記録してあるので、そのうち公開されると思いますが、
参加者のみなさんも2人の天才の人間らしさに触れたようで、いい感じでした。もちろん僕も、シェイクスピアからプリンスを考えたり、インスピレーションを受けたり、2人の共通性と違いからもっと考察を深めたりできました。やっぱこういうの、ウレシイネ。
これからもいろんなことをやっていくし、使ってみたい人、イベント開いてみたい人、企画したい人にも使ってほしいし、
小さなカルチャーが生まれる場になるといいな、と思ってます。
そうそう、誕生日パーティーもやりました!
今夜は、大阪と岐阜からも仲間がやってきて、
紫大学の合宿です。
そりゃ盛り上がるでしょ、という夏の終わりの大団円。
というわけで、みなさん、New Power Studioに遊びに来てくださいね!