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将棋で得たもの、そして伝えたいこと

おはようございます。山本です。今日は趣味の一つである将棋についてお話させてください。

将棋を始めたのは23歳の頃で職場の上司が休憩時間に指しているのを見て、私もやってみようかな、と軽い気持ちで始めたのがきっかけでした。小学生の頃に少しだけ駒を動かしたことはあったのですが、本格的に始めたのはこの時が初めてです。

最初はルールブックを手に持ちながら、必死に駒の動かし方を覚えました。しかし、実際に対局してみると全く勝てず、悔しい思いをすることが多かったです。そこで、NHK杯を観たり、将棋の雑誌を購入したりして、少しずつ勉強を始めました。特に、職場の後輩が強くて、彼に勝つために一生懸命勉強したことをよく覚えています。NHK杯はビデオに録画して何度も見返したり、戦法の専門書を読み漁ったりして、頭がパンクしそうになるまで勉強しました。

半年ほどすると、ようやく基本的な形勢判断ができるようになり、たまには勝てるようになりました。勝った時の喜びと、後輩の悔しい顔は今でも
鮮明に覚えています。

当時のプロ将棋は羽生善治さんが全盛期で、羽生世代のライバルたちが羽生さんに挑戦されるのを見たり、その結果を週刊将棋で確認するために発売日を心待ちにして買いに行ったりしたことも思い出します。名古屋の大須観音にプロの盤上解説会を見に行ったりと、ファンとしても楽しませてもらいました。

その後、七寸の将棋盤や柘植の駒を買ったり、難解な詰将棋を解いたりして、ますます将棋にのめり込んでいきました。将棋連盟のアマ段位も取得し、ネット将棋で他のプレイヤーと対戦するのも楽しみの一つでした。

将棋は私にとって、考えさせられ、楽しませてくれる大切な趣味です。盤上での駆け引きは、まるで人生そのもの。一局の中に、喜びや悔しさ、そして成長の機会が詰まっているように感じます。
個人的には集中力と大局観(物事を多角的に見れる)が鍛えられたと感じています。

ただ、残念なことに、私の周りには将棋を指せる人がほとんどいません。会社のみんなも殆ど将棋を指したことがありません。仕事にも役立つと思い、社内に将棋クラブを立ち上げたことがありましたが、長続きしませんでした。戦略的思考や集中力といった、仕事にも活かせる能力を養える将棋の魅力を今後、社内に広めていければと考えています。

今日は将棋のお話でした。


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