#154 試合にはストーリーがある
ユーロ2020(新型コロナウィルスの影響により1年開催が延期)のデンマークとベルギーの試合を観て、このNoteを書いている。
現在はちょうどベルギーが得点をしてデンマークに追いついたところだ。
下馬評で行けばベルギーが圧勝するだろうと思っていた試合だ。
しかし、今のデンマーク代表には戦う理由がある。むしろ戦えない状態に陥ったところから、戦う理由を手にして戻ってきたという感じだ。
試合にはストーリーがあるとタイトルに書いた。
しかし、これは試合が行われる90分間の中だけのものではない。
むしろ、試合が始まる前からストーリーは始まっている。
そんなことをより強く感じさせてくれるのは今大会のデンマーク代表だろう。
僕ら日本人からしたらデンマーク代表を応援する理由はなかったと思う。だけど、いま僕には彼らを応援したい理由がある。
彼らがピッチで戦っている姿に感動をしてしまう。
今大会は勉強のためにと多くの試合を観ているが、感情移入して観戦しているのはこの試合が初めてだ。
前半45分間のデンマーク代表の戦いぶりは信じられないくらいにハイペースだった。
サッカーを知らない人が見ても何かを感じる試合運びだったと思う。試合が90分間あることなんて誰も考えてないかのように思えた。
実際、あのペースで90分間戦うことは無理だと僕は思う。でも、彼らはそれをしていた。
彼らのプレーから、「何かを示したい、何かを伝えたい」というメッセージが込められているように感じた。
試合会場近くのコペンハーゲンの病院にて治療に励んでいるエリクセン選手に対して
「僕たちも一緒に戦っているよ」
そんな風に感じた。そう感じてしまう。
ときに、スポーツは感動的なものを見せてくれる。
敵も味方も関係ない。どちらのチームも、この日はきっとエリクセン選手を想って戦っていたのは間違いない事だと思う。
2019年、カンボジアでBLS講習会を開催しました。
当時AEDがどこのスタジアムにもほぼない状態でしたので、ない場合にできる応急処置として勉強会をしました。
その後、2019年12月にAEDを寄贈させていただきました。
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