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FACTFULNESS
最近読んだ本『FACTFULNESS』の話。
400ページ以上もある分厚い本です。数年前に近所の本屋で「ビジネス書籍の売上ランキング1位」だったので、なんとなく購入しました。
初めてこの本を読んだときは、とにかく読むのに疲れた印象が残っています。読み終わった後に、本の内容はまったく頭に残っていなかったです。
内容が難しかったから?長かったから?
おそらく、どちらも疲れた原因です(笑)
そんな過去もあり、今回もう一度読み直してみようと思いました。
気づいたこと
読書にかけた時間は、1日1時間。読み終わるまでにかかった日数は約10日間。初めて読んだときと同じで、内容はほとんど頭に残っていません。
残念ながら、読み終えるだけで精一杯でした。
しかし、本を読んだ後に、ちょっとした自分自身の変化に気づきました。
マスコミが発信するニュースは、不安を煽るような内容が目立ちます。人は不安や恐怖に敏感です。本能的に意識を向けてしまいます。
マスコミが不安を煽れば煽るほど、たくさんの人たちから注目が集まります。視聴率やアクセス数を求められるマスコミの戦略としては、理にかなっているわけです。
でも、僕たちが知らないだけで、幸せな出来事は今もどこかで起きています。知らない場所で、どこかの誰かが結婚したり、子供が生まれたり。懸賞が当たったり、茶柱が立ったり…。
それは、とても幸せな出来事です。
でも、幸せな出来事がマスコミに取り上げられることは、あまり多くありません。
注目を集めないから。他人のことに興味がないから。
ここ数年、世の中は目を背けたくなるくらい暗い話題で溢れています。新型コロナウイルスに始まり、政治の話題、誹謗中傷、人種差別…。
あれ?世の中って嫌なことばかり起きてませんか?
一歩引いた視点
![](https://assets.st-note.com/img/1715434610721-GJQh4boeyi.jpg?width=1200)
2024年に、とある「脚本家」の問題が話題になりました。SNSではさまざまな意見が飛び交って、言い争いにまで発展しました。
誰の意見が「正しい・間違っている」と考えるつもりはありません。情報を多方から見て「自分の考えをもつこと」が大切だと感じているからです。
『FACTFULNESS』を読み、物事を「一歩引いた視点」で思考するように変わりました。
人は多数派の意見に流されやすく、正しいと思い込みがちです。だからこそ、何かを決断するときは「一歩引いてみる」のが大切だと思います。
つまり、客観的に考えるべき。「どちらの意見が正しい」ではなく、どちらの意見も受け入れて「自分の意見」を考える必要があります。
当事者でない人たちが「誰のせいだ!」と犯人を捜しても、問題は解決しません。向き合うべきは、人ではなく問題が起きてしまった原因です。
思い込みを捨てる
人は物事を過大視してしまうようです。過去に強く印象に残った記憶は、いつまでも同じ記憶(印象)のまま残り続けます。
しかし、現実は日々アップデートされています。事実や統計などの具体的なデータを見ると、記憶とのギャップが大きいことに気づくはずです。
僕は何かと話題になりがちな「BreakingDown」を楽しく視聴しています。先日のオーディション動画で、以下のようなやり取りがありました。
BreakingDownの悪影響で暴行・障害などの事件が増えているんじゃないか?⇒実際は令和2年から件数が減っている。
世間的なイメージや思い込みで判断すると、想定外の結論にギャップを感じてしまいます。
まだ半分もある
もう半分しかない
捉え方によって「半分であること」の印象は180度変わります。だからこそ、ブレない事実や統計をもとに判断するのが重要です。
「誰か」ではなく「自分」がどうするか
![](https://assets.st-note.com/img/1715434629571-KQfwqEm6ji.png?width=1200)
世の中には、ネガティブな出来事がたくさん起きます。これから先も変わらず起こり続けるはずです。
世の中には、多くの情報が溢れています。テレビ、週刊誌、SNS、Youtube。どの媒体を選び、誰から情報を得るのか、選択肢は自分次第です。
自分を幸せにしてくれるのは、どこかの誰かではなく自分自身。何を選び、何を考え、何をするのか、行動を決めるのは自分自身。
犯人さがしをやめる。誰かのせいにするのもやめる。問題に向き合うため、自分自身に「何ができるか」を考える。
世の中で起きていることに、もっと広い視野で目を向ける。社会に対して不満を感じる前に、自分自身も社会の一員であることを考える。
『FACTFULNESS』を読んで感じた心境の変化です。
ところで、本の内容を紹介したかったのですが、難しすぎて半分以上を忘れちゃいました。