ダサい自分
たくさんの人と会って気づいた。
世の中には、真剣に考えて、人や社会の役に立っている方がたくさんいる。自分より若くても、短期間でも、実現している人がいる。
「働きたくねぇ」って言いながらダラダラしていた自分が恥ずかしくなった。いっちょ前に「人や社会の役に立ちたい!」って宣言しているのに。
システムエンジニア時代のデスマーチで、睡眠時間が2時間しかとれない時期が半年続いた。その反動で、いまでも「働きたくない(忙しくなりたくない)」って感情がある。
とはいえ、生活のためには、働かないわけにはいかない。快適に暮らすためには、忙しくてもたくさん稼いだほうが良いとわかっている。
ふと最近、システムエンジニアの激務を「働かなくていい理由」として都合よく利用している気がした。しかし、フリーランスになってからの4年間は、ぜんぜん都合よく進んでいない。
5年目のWebライターは、意外にもベテランの域に達している。会社員の頃は「中堅」の印象だったので、ようやく初心者を抜け出したつもりだった。
ところが、実際に人と会うと、自分の立ち位置(現実)が残酷にもわかってしまう。
Webライターラボのオフ会では、僕が尊敬しているライターの「ゆらり」さんと話す機会があり、ライターの経験年数にはたったの1年しか差がないと知った。
ゆらりさんはWebライターラボで講師を務め、ベストセラーの電子書籍を出版している。一方で僕は、いまだに2~3年目のツラで危機感なく過ごしている。
正直、Webライターを始めたころの自分は、会社員時代のプライドもあって「他人の協力なんていらねぇ」「一人で全部できる」ってスタンスだった。
その割には、未経験の業務・対応に怖がって逃げてしまう。想定できないと手が出せないから、いつまでもできる範囲の業務にとどまってしまう。
その結果、4年間も遠回りをしてしまった。
ウジウジと怖がっていた直営業も、オフ会の場でゆらりさんと話して、あっさりと怖くなくなった。意地を張らずに、1年目から人と会って相談しておけばよかった。
冷静になって振り返ってみると、あらためて自分を客観視すべきだと感じた。人と会う機会が増えたからこそ、周りから自分が「どう見えるのか」を意識しなきゃいけない。
人に会いに行くのは、ダサい自分を見せるためではない。
…と思ったので、今日から覚悟を決めて行動する。